3Dわからん人向けの3Dソフト「Project Neo」。“わからんけどやってみたい”なら試してみて

  • 9,486

  • author ヤマダユウス型
  • X
  • Facebook
  • LINE
  • はてな
  • クリップボードにコピー
  • ×
3Dわからん人向けの3Dソフト「Project Neo」。“わからんけどやってみたい”なら試してみて
Photo: ヤマダユウス型

「あーあ、今書いてる絵を簡単に立体化できたらな〜」

そんな願望(ユメ)を叶えるソフト「Project Neo」のパブリックベータ版を、Adobeが公開しました。ブラウザベースなのでここにログインすればすぐにお試しいただけます。

250214projectneo_01
Image: Adobe Blog

このソフトの強みは、BlenderやMAYAのような専門的な3D作成ソフトと違って、直感的かつイラストフレンドリーな感覚で操作できる点です。初めて触った僕でもそれなりに使えました。

「ベクターファイル」を読み込めるのが熱い

使い方のビデオを見るとやや複雑に見えるかもですが、やってみるととても簡単。球体や立方体のような図形を配置、へこます、伸ばす、くっつけるなどしてオブジェクトを作っていきます。

が、今回のパブリックベータ版では新たにSVGファイルの読み込みに対応しました。これが面白い!

(SVGファイル:デザイン系ソフトで用いられる、ベクターと呼ばれるファイル形式。拡大・縮小しても画質が劣化しないため、便利)

250214projectneo_03
スクリーンショット: ヤマダユウス型

てわけで早速試してみました。Illustratorの生成ベクター機能で、適当なベクターイラストを生み出します。

で、これをSVG形式で保存してからProject Neoに読み込ませます。すーるーとー?

250214projectneo_04
スクリーンショット: ヤマダユウス型

さっきの運転猫ちゃんが一発でアイソメトリック化。ここから角を丸くしたり伸ばしたりして、二次元イラストを3D化できるわけです。Adobeだけあってツール類の性格がIllustratorなどに近いのも扱いやすい点ですね。

250214projectneo_05
Image: Adobe Blog

あるいはIllustratorで細かなパーツを作って、Project Neoで合体させる使い方もヨシ。読み込めるSVGファイルの容量が100KBまでなので、複雑なイラストを3D化させたい場合は分割などの一手間が必要です。

ちょっとしたキャラクターを軽率に立体化できるProject Neo。触ってみると意外とハマるというか「じゃあこういう素材はどう立体化する?」みたいな楽しみもあります。皆さんも軽率にお試しあれ。

…今思ったけど、手書きのアナログイラストをAdobe Captureとかでデジタル化して、Illustratorでパスを整にしてSVGファイルにすれば、手書きイラストも簡単に立体にできる…?

Source: Adobe Blog