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nekotaroさん
nekotaro
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加賀恭一郎シリーズ最新作で加賀の母親の孤独な死に直面する。
 本作で10作目となる日本橋署の刑事、加賀恭一郎シリーズ最新作です。今回は主役加賀の失踪した母親の亡くなった謎から展開して行くのですが流石に東野圭吾です事件の展開が心地よくどんどんとストーリーに引き込まれて項を繰るのがもどかしい位です。仕立て的には殺人事件が起こり日本橋界隈の土地に根ざした謎掛けがあって舞台も日本橋という所が新参者辺りからの定番的な流れで本作も前作に違わず同様な構成です。

 すこし残念なのは「新参者」や「麒麟の翼」の様な新鮮な読後感が無く、特に本作では人間関係が複雑で特に母親との関係性を疑われている謎の男性の周りの人物が少し複雑で犯人像も物語半ば辺りから何となく察せられる点や加賀の余りにも鮮やかな推理で犯人の手口に迫る様は少し行き過ぎを感じるのは私だけでしょうか?

 多数のミステリーを発行されている著者の作品は読みやすく面白いのですがなんだかここ最近は同じテイストで少し飽き気味に感じられるのは読者の舌が肥えた贅沢な悩みなのでしょうか、
 
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nekotaro
nekotaro さん本が好き!1級(書評数:118 件)

時間が有れば読書してます。特にミステリー、歴史小説、文学等フィクションとスポーツ系ノンフィクションを良く読みます。

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