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本屋大賞受賞作品なので、いろいろなところでレビューは目にすると思う。 作品名を聞いたときに、なんか不思議な世界を想像した。 そこで、敢えてレビューも何も読まずに読み始めた。
そうか、そこはそんな風に捉えられる世界なんだ。
ピアノの中の風景。
木の枠組みの中に鋼線が張られ、フェルトのハンマーが弦をたたく世界。
目を閉じて想像すると、その木の匂いから、森が感じられるんだ。そこでなってる音は、電気のパルスが作り出した音ではなく、調律師によって張られた弦を、同じく調律師によって整えられた、ハンマーでたたくことによって音がでる世界。
そこに、演者の音楽が加わることによって、聴き手につながる音が出ていくんだなぁ。
そんな、調律師の世界。

その世界を垣間見つつ、一人の少年が、青年となり、調律師として育っていくその姿を描く。
静かに、淡々と。でも、確実に前に向かっていく、力強さを感じる作品でした。
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おおきに! さん本が好き!1級(書評数:538 件)

新聞の書評欄を読んで、気になった本は図書館で借りて、気に入った本は、読んでから本屋さんに買いに行きます。
最初に買ってしまうと、積読になってしまうので。

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