跳んでるマダムさん
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かつての恋人同士だった国語教師と有名作家の16年ぶりの再会。お芝居の観てるようなワクワク感で読めます!
珍しく海外文学に手を出してしまいました。
ネットのどこかでレビューを見て読んでみたくなったんです。
ドイツの推理作家協会賞を受賞してるってことでワクワク。
ある国語教師と、子どもたちのための創作ワークショップに派遣されてきた有名作家。
二人はかつて恋人同士だった。
クサヴァーはワークショップに派遣される学校の担当教師がかつての恋人マティルダであると知って
打ち合わせのためのメールを何度も送り、早く会いたいと熱望する。
一方マティルダは過去のクサヴァーを詰るのだ。
なぜ、姿をくらませるような形での別れになったのかと。
主人公の二人はもうすでに54歳だ。
うんうん、同じくらいの年なのでちょっと微妙な空気なんかもちょっと受け入れやすい。
22歳で出会って、16年も付き合って(同居して)別れがあってさらに16年!
創作ワークショップのメールから始まって、
お互いの近況を伝え合い、
そして付き合っていた頃のようにお互いに物語を語って聞かせる。
短い章がいくつも連なり、
それぞれの生い立ち、付き合っている間の話、家族の話など。
クサヴァーがマティルダを捨て、セレブな女性と結婚し
その後見舞われた悲劇は
マティルダは雑誌などで知ってしまっていた。
短い章で次々と過去の出来事や生い立ちなどが
明らかになっていく中
悲劇の謎が、一体どうなるんだろうと
あれこれ推理しながら読み進めてしまうんだけど
想像してたよりも切ない結果に
うっかり涙してしまった。
ミステリーというよりも長い長い時間をかけた深い愛の物語だった。
ほぼ、二人のメールや物語の語り、再会してからの会話劇なので
登場人物はたくさんいるようでいて(名前はたくさん出てくるけど)
たった二人の物語。
上質なお芝居を観ていたような読後感。
っていうか、これはもう舞台で観たい!!
華やかな舞台にはならないかもしれないけど
大人のための人生の、恋愛ドラマ。
ネットのどこかでレビューを見て読んでみたくなったんです。
ドイツの推理作家協会賞を受賞してるってことでワクワク。
ある国語教師と、子どもたちのための創作ワークショップに派遣されてきた有名作家。
二人はかつて恋人同士だった。
クサヴァーはワークショップに派遣される学校の担当教師がかつての恋人マティルダであると知って
打ち合わせのためのメールを何度も送り、早く会いたいと熱望する。
一方マティルダは過去のクサヴァーを詰るのだ。
なぜ、姿をくらませるような形での別れになったのかと。
主人公の二人はもうすでに54歳だ。
うんうん、同じくらいの年なのでちょっと微妙な空気なんかもちょっと受け入れやすい。
22歳で出会って、16年も付き合って(同居して)別れがあってさらに16年!
創作ワークショップのメールから始まって、
お互いの近況を伝え合い、
そして付き合っていた頃のようにお互いに物語を語って聞かせる。
短い章がいくつも連なり、
それぞれの生い立ち、付き合っている間の話、家族の話など。
クサヴァーがマティルダを捨て、セレブな女性と結婚し
その後見舞われた悲劇は
マティルダは雑誌などで知ってしまっていた。
短い章で次々と過去の出来事や生い立ちなどが
明らかになっていく中
悲劇の謎が、一体どうなるんだろうと
あれこれ推理しながら読み進めてしまうんだけど
想像してたよりも切ない結果に
うっかり涙してしまった。
ミステリーというよりも長い長い時間をかけた深い愛の物語だった。
ほぼ、二人のメールや物語の語り、再会してからの会話劇なので
登場人物はたくさんいるようでいて(名前はたくさん出てくるけど)
たった二人の物語。
上質なお芝居を観ていたような読後感。
っていうか、これはもう舞台で観たい!!
華やかな舞台にはならないかもしれないけど
大人のための人生の、恋愛ドラマ。
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読書好き、映画好き、ドラマ好き。
金沢の田舎暮らし、アラフィフ主婦。
私のブログ『よくばりアンテナ』の読書感想カテゴリを転載してます。
最近、畑仕事で体力消耗して読書時間が激減。
でもせっかくkindleも手に入れたのでもうちょっと読めたらなぁと思ってます。
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- 出版社:集英社
- ページ数:288
- ISBN:9784087734980
- 発売日:2019年05月24日
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