しかしゲームが面白ければ面白いほど、現実に戻りたくない欲求が加速するというもの。
現実世界でも勇者の気分を味っていたい。そんな欲求を叶えるべく、向かったのは山形県鶴岡市。
『勇者ヨシヒコ』シリーズのロケ地として有名なスタジオセディックの庄内オープンセットに行き、現実世界で勇者気分を味わってきました。
スタジオセディックは主に日本をテーマにした映画の製作を行っている企業です。映画の撮影用に建てられたオープンセットはそのまま保存され、一般にも公開されています。『勇者ヨシヒコ』のほかにも『超高速!参勤交代』や『るろうに剣心 京都大火編』や『おくりびと』などの大ヒット映画もここで撮影されました。
路線バスは運行されていないので、鶴岡市内からレンタカーで約30分。のぼり旗を目安に山あいの道をひたすら進みます。
進行方向左手には羽黒山がそびえ立ち、手前には月山、そして湯殿山があります。出羽三山に囲まれ、霊験あらたかな場所。現実離れした雰囲気が勇者を冒険へといざないます!
ようやく現地に到着!エントランスを入ると広いスペースにお食事処や史料展示室があります。テーマパークではないので簡素な建物が多いですが、これぞまさにロケ地という印象です。
入場口にて、セット内の地図をゲット!
セットはエントランスを中心に南北に長く広がっています。
『勇者ヨシヒコ』の風景を目当てに進むなら、受付でスタッフに声をかけましょう。最新作『勇者ヨシヒコと導かれし七人』のロケ場所が記された専用のガイドマップが手に入ります。
地図を頼りに、まずは北川の農村・漁村エリアへ向かいます。
すでに冒険は始まっているのだ!
オープンセット内を効率よく回るなら、受付にてバス乗り放題(500円)のオプションを付けるとよいでしょう。オープンセット内の7か所のバス停を約20分間隔で運行しています。デコボコした道をゆくバスに揺られるのも楽しみのひとつです。
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