ポケモンファンの間で度々指摘されている“「パラセクト」の本体キノコ説”。これについて、『ポケモンレジェンズ アルセウス』で確たる証拠が発見されたようです。
やっぱり本体はキノコだった!?
「パラセクト」は「パラス」の進化系で、分類は「きのこポケモン」。必中の睡眠技である「キノコのほうし」を覚えるため、『ポケットモンスター 赤・緑』などでは、いわゆる捕獲要員として活躍していました。
一方『ポケモンレジェンズ アルセウス』では、プレイヤーに直接猛威を振るうことに。というのも、「パラセクト」は意外に広い索敵範囲を有しているので気づかれやすく、しかも「どくのこな」や「しびれごな」による広範囲攻撃で不意打ちを仕掛けてくるため非常に厄介。子分の「パラス」と共に囲まれて、目の前がまっくらになってしまったプレイヤーも多いのではないでしょうか?
そんな「パラセクト」について、同作の「ポケモンずかん」には「森にて背の茸が外れ、動かぬ個体あり」と記載されています。前々からゲーム内でも指摘されていましたが、やはり「パラセクト」の本体はキノコだったようです…。
意外に知られていないパラセクトの真実
「パラセクト」の特徴といえば、背中に生えている大きなキノコ。実は、このキノコは冬虫夏草と呼ばれる虫に寄生する菌類が成長した姿で、そもそも進化前の「パラス」のモチーフとなっているのが、冬虫夏草の一種である「セミタケ」だと言われています。
実際に「パラス」について、「ポケモンずかん」でも「冬虫夏草と呼ばれるキノコを背中に生やしている」と記載されているので、少なくとも冬虫夏草に寄生されているのは間違いないでしょう。ちなみに、冬虫夏草は虫を苗床にして成長するのですが、その一方で宿主を死に至らしめてしまうと言われているようです。
つまり、「パラス」のうちから冬虫夏草に寄生されており、「パラセクト」に進化するタイミングで完全に乗っ取られているのかもしれません。たしかに、「パラス」は黒目がはっきり見えていますが、「パラセクト」は完全に白目になっていますね…。
「パラセクト」にまつわるちょっと残酷な事実に驚いた人も多い様子。SNS上では、「パラセクト。ちょっと怖い」「背中のキノコ外れたら動かなくなるのか…」「アルセウスの図鑑説明、パラセクトは素で“えっ”て声がでました」なのど声が寄せられていました。
とはいえ、「ヒスイ地方」と呼ばれていた時代から、「パラセクト」の“真実”に近づいていたとは驚きですね。間違いなく、プレイヤーが作り上げた「ポケモンずかん」は、“ポケモン学”に飛躍的な発展をもたらしたことでしょう。