100歳の大峪さん、秘訣は「食べること」 紀宝町長、長寿祝う 三重

【大峪さん(右)に記念品を渡す西田町長=和歌山県新宮市のしんぐうショートステイセンターで】

【南牟婁郡】三重県紀宝町の西田健町長は18日、和歌山県新宮市の生活介護事業所「しんぐうショートステイセンター」を訪ね、先月20日に100歳を迎えた入所者の大峪榮さんに記念品を贈った。

大峪さんは新宮市で3姉妹の末っ子として生まれ、女学校の卒業を機に町内に引っ越した。町立相野谷保育所で保育士として働き、同保育所などで所長を歴任。定年まで保育所勤務を続けた。

平成29年から施設へ入所し、平日はリハビリや集団体操に励む。介護士によると、長寿の秘訣(ひけつ)は「しっかり食べること」。最近は介助を必要とするが、食べようとする意思は強いという。

西田町長は「昔は日本舞踊をされていた。身の回りもきれいにされて上品な人。このたびはおめでとうございます」と長寿を祝った。大峪さんは息子や孫が見守る中、笑顔でうなずいていた。

町によると、本年度に100歳を迎える町民は4月1日時点で7人。100歳以上の高齢者は先月末時点で26人いる。