Gmailには新着メールをAtomフィードで出力する機能がある。これを使えば、Gmailの新着メールをRSSリーダーで高速にチェックできるようになる。
Gmailの新着メールをRSSリーダーで読むためには、以下のURLをRSSリーダーに登録すればよい。認証は「あり」に設定し、IDとパスワードはそれぞれGmailにログインするためのユーザー名とパスワードを登録しておく。
URL:https://mail.google.com/mail/feed/atom/
以下の画面は、タブブラウザ「Sleipnir」の「Headline-Readerプラグイン」で、Gmailの新着メッセージを表示したところだ。各メッセージが1つの記事としてリスト表示されるので、Gmailあてに届いた数多くの新着メールを高速にチェックするのに非常に便利だ。
POP対応のメールソフトで受信する方法に比べると、アプリケーションを切り替える手間が省けるほか、未読メール「だけ」を素早くチェックできるメリットがある。ダブルクリックすればGmailの該当メッセージがブラウザで表示されるので、返信を書くのもラクだ。
ただし、GmailのAtomフィードを読むためには、RSSリーダーがAtom 0.3、SSL、HTTP 認証に対応している必要がある。Googleでは推奨のRSSリーダーをサイト上で公開しているが、その中には国産の著名なRSSリーダーは含まれていない。実際にいくつかのRSSリーダーを試したところ、登録が可能だったのは上記のHeadline-Readerなど一部のRSSリーダーのみだった。
もし上記のURLではRSSリーダーに登録できない場合、URLにユーザー名とパスワードを入れ、
URL:https://[ユーザー名]:[パスワード]@mail.google.com/mail/feed/atom
とすることで読み込める場合がある。この方法であれば、livedoor Reader、はてなRSS、Bloglinesで読み込めることを確認した。ただしこの場合、パスワードが平文で送信されてしまうので十分な配慮が必要だ。また、Web型RSSリーダーの場合、フィードが不用意に第三者に読まれないよう、設定には注意しよう。
ちなみに、RSSリーダーでのGmailチェックは、携帯電話からGmailを読むための手段のひとつになり得る。ケータイ用RSSリーダーの使い勝手にも依存するので、実用性は機種によっても異なるが、知っておくといざという時に役立つかもしれない。
最後にもうひとつ。受信トレイに届いた新着メッセージだけではなく、各ラベルごとにメッセージを読む場合は、URLの後ろにスラッシュとラベル名をつけるとよい。例えば「itmedia」というラベルがつけられた新着メッセージを読みたい場合は、
URL:https://mail.google.com/mail/feed/atom/itmedia
といったAtomフィードを登録しておく。こうすることで、ラベルごとに新着メッセージが読めるようになる。
サービス名 | Gmail |
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URL | http://mail.google.com/mail/ |
利用料 | 無料 |
サービス名 | タブブラウザ「Sleipnir」 |
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URL | http://www.fenrir.co.jp/sleipnir2/ |
利用料 | 無料 |
サービス名 | Sleipnir用「Headline-Readerプラグイン」 |
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URL | http://extensions.tabbrowser.jp/plugins/detail.php?plugin=HeadlineReader |
利用料 | 無料 |
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