知らず知らずのうちにたまってしまうミスコピーの紙。裏面を無駄なく活用したいのなら、小さく裁断してメモブロックを手作りするのも面白い。
失敗したコピー用紙を、メモや下書き用紙に使っている人は多いだろう。経費節約や、資源のリサイクルには好ましいことだ。しかし、実際にはA4サイズだとメモを書くには大きすぎて、必ずしも使い勝手はいいとはいえない。ちらりと書いただけで、広い余白を残したままゴミ箱へ――となりがちだ。
ミスコピーの紙を効率よく使い切るために、メモブロックを手作りすることをすすめたい。作り方は簡単。失敗したコピー用紙をカッターで8分の1程度の大きさに裁断。大きさがきっちり合うように何枚か重ねてカッター用下敷きと定規を使って正確に切るのが好ましい。およそ100枚以上を重ねて形を整えて、メモブロックの背にしたい部分(接着剤で固定したい部分)をドラフィティグテープなどでしっかり固定しよう。
接着剤にはペーパーセメントを使用。刷毛で塗るノリのようなもので、乾いてもベトつかないのが特徴だ。デザイン用具店や東急ハンズのようなDIYショップで入手できる。このペーパーセメントをテープで固定した背の部分にしっかり塗って乾かせば完成だ。
完成したメモブロックは1枚ずつはがせて、ペーパーセメントを塗った部分もノリしろはほんのわずかなのでベタベタしない。今回はA4を8分の1にしたが、4分の1サイズ、16分の1サイズなども作れる。ブロックの枚数が少なくなったときに、新しいミス用紙にペーパーセメントを塗って追加すれば増量も手軽だ。
そこまでしなくても「切った紙をクリップで留めておけばいいではないか……」と思うかもしれないが、クリップで留めた場合、書いたメモを誰に渡すなどの取り出しが手間で、使い勝手はイマイチ。手作りメモブロックは、見てくれもそこそこキレイで、形や枚数も自由に決められる。手間を惜しまないのであれば、自分の名前などを先にコピーしてから作ることもできる。オリジナルのメモブロックは、多少形が崩れていても愛着がわく。環境保護というだけでなく、身近な道具作りとしてチャレンジしてみるのはいかがだろう。
工作道具 | 価格 |
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ミツワペーパーセメント | 1缶(250ミリリットル)で1000円程度 (1缶でメモブロック100個以上製造可能) |
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