各ウィンドウの画面をサムネイルで表示するビジュアルなタスク切り替えが、Windows Vistaの外見的な特徴の1つ。Microsoft純正のツールで、Windows XPでも同じような見せ方にすることができる。
Windows Vistaのダイナミックなユーザーインタフェース「Windows Aero」。評価はさておき、タスク切り替えについてはなかなか便利だ。
[Alt]+[Tab]を押すと、動作しているアプリケーションの画面のサムネイルが並び、一目で切り替えようとしているアプリケーションが判別できる。さらにすごいのが[Windows]キー+[Tab]だ。大きなサイズのサムネイルが3D状に重なって表示され、紙をめくるようにタスクを切り替えられる。
しかし実はWindows XPでも、Vistaの[Alt]+[Tab]レベルの切り替え法は可能だ。米Microsoftが提供している「Alt−Tab Replacement」をインストールすると、表現は多少異なるがVista並のタスク切り替えが実現する。
Webブラウザを開いていれば、切り替え時の画面にはどんなページを開いているかがサムネイルで確認できるし、画像を開いているならそれをサムネイルで確認しながら切り替え可能だ。
面白いのは、複数のウィンドウを開けるアプリケーションの場合、それぞれを[Alt]+[Tab]で切り替えられるようになること。例えばPhotoshopで複数の画像を開いているときに、[Alt]+[Tab]を押すと、Photoshopで編集中の各画像のサムネイルも表示され、アプリケーションを切り替えるのと同様に切り替えが可能になっている。
また、通常表示されているウィンドウと最小化されているウィンドウでは表示が異なる。(論理的に考えると当たり前だが)最小化されているウィンドウはサムネイルが表示されない。
Windows Vistaが出てからしばらく経つが、まだまだXPを使い続けている(使い続けなくてはならない)人も多いだろう。タスク切り替えだけでも、Vista風を体験してみてはいかがだろう。
アプリケーション | 提供元 |
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Alt−Tab Replacement | Microsoft |
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