「Google Buzz」で意図せず個人情報が公開されてしまうとして起こされていた集団訴訟が、850万ドルの和解金で解決に向かっている。
米Googleのソーシャルサービス「Google Buzz」のプライバシー侵害をめぐる集団訴訟が和解に向かっていることが、北カリフォルニア地区連邦裁判所に提出された9月3日(現地時間)付の和解案文書で明らかになった。和解案は、連邦判事の承認を待っている状態。
Google Buzzは、2月9日にGmailの機能としてスタートしたリアルタイム投稿機能。リリース直後、ユーザーの連絡先情報が意図せず公開されてしまうことが問題になった。Googleはすぐに初期設定を変更して問題に対処したが、複数のユーザーが集団訴訟を起こした。
和解条件は、850万ドルの支払いと、Google Buzzのプライバシーについて広く一般に啓もうすることとなっている。和解金は、原告への支払い(1人当たり2500ドル)と、インターネットプライバシーおよびプライバシー教育に注力している団体への寄付に使われる。
Googleはこの和解案提出と同じ3日に、同社のサービス全般にかかわるプライバシーポリシーの改訂を発表している。
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