ニュース
Salesforce、Twitterを「Service Cloud」に追加
「Salesforce CRM for Twitter」は、Salesforce利用企業がTwitterを使っている顧客の生の声を活用できるソリューションだ。
米Salesforce.comは3月23日、同社の「Service Cloud」ユーザー向けにTwitterを統合した新サービス「Salesforce CRM for Twitter」を追加したと発表した。
Service Cloudは同社が1月に発表したクラウドコンピューティング技術を利用したカスタマーサービスアプリケーションで、Facebook、Google、Amazon.com上のコミュニティーの情報を、カスタマーサービスに活用するもの。現在6800の企業が利用しているという。新サービスの追加により、800万人のTwitterユーザーの生の声をCRMに反映できるようになるとしている。
Salesforce CRM for Twitterでは、企業はService Cloudを通じてTwitter内で行われている自社に関連する「つぶやき」を検索機能で拾い出し、そのつぶやきから生じた会話を追跡、記録することができる。またそうした会話に直接参加して解決方法を提供することも可能だ。
Salesforce CRM for Twitterは、Force.com AppExchangeで、今年夏から追加料金なしで利用可能になる予定。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- Salesforce.com、クラウド上の知識ベース利用の顧客サービス「Service Cloud」を立ち上げ
「Service Cloud」は、カスタマーサービスにFacebookなど外部の「クラウド」の情報を取り入れることができる。 - AmazonもFacebookも――force.comですべてがクラウド環境に
サンフランシスコで開幕したSalesforce.comの年次イベント「Dreamforce 2008」。基調講演を行ったマーク・ベニオフCEOはAmazonやFacebookなどとのパートナーシップを強調しつつクラウド環境の先行者として Microsoftに対する余裕も見せた。 - Salesforce、クラウドコンピューティングサービスを発表
Force.comにログイン回数に応じた課金方式を導入するとともに、クラウドコンピューティング用のアプリ開発ツールを発表。 - クラウドサービス提供ベンダーの視点からみたクラウドの現状
「クラウド時代の到来を受けて、クラウドとどう向き合うべきか」――クラウド専業のベンダーとしてアプリケーションレイヤで存在感を放つセールスフォース・ドットコムの岡本充洋氏は、開発者にむけた行動指針を示した。