日経HRは10月22日、国内のMBA(Master of Business Administration)に通う社会人学生を対象に満足度調査を実施した。全10項目※について5段階評価で採点(50点満点)し、調査対象校29コースの平均は42.4点。この結果について日経HRは「母校に満足している人が多い」としている。
満足度ランキング1位となったのは「グロービス経営大学院」(48.4点)で、教員が授業に学生を引き込む工夫を凝らしている点などが評価された。2位は「横浜国立大学大学院」(48.3点)で、少人数制で人脈がつくりやすいこと、3位は「法政大学大学院」(47.4%)で、学生とOB・OGの交流が盛んであることに、それぞれ支持された。
項目別で平均点が高かったのは「講師と密接なコミュニケーションがとれる」(平均4.6点/5点満点)。コメントを見ると、「教授陣は実務界で活躍している方が多く、専攻分野の第一人者と顔見知りになれた(横浜国立・42歳・男性)」「学生と教授の関係がいい。教授は学生に高いレベルを求め、学生は教授を尊敬し多くを学ぼうとしている(立教・35歳・女性)」といった意見があった。
一方、低かったのは「転職活動の有効な情報をサポートしている」(平均3.1点/同)。卒業後に転職をする学生が多い海外のMBAと違って、国内MBAの学生からは「もともと転職活動をするために大学院に行くのではない」「転職に対するサポートを受けたことがないが、特に不満もない」という声が目立った。
順位 | MBA学生満足度ランキング |
---|---|
1. | グロービス経営大学院 |
2. | 横浜国立大学大学院 |
3. | 法政大学大学院 |
4. | 青山学院大学大学院 |
5. | 立教大学大学院 |
6. | 一橋大学大学院 |
7. | 小樽商科大学大学院 |
7. | 明治大学専門職大学院 |
9. | 国際大学大学院 |
10. | 関西学院大学専門職大学院 |
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