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初のUbuntu搭載タブレット「Aquaris M10」、Canonicalが発売へ
Canonicalが、初のUbuntu搭載10.1型タブレットを2016年4~6月に発売する。Ubuntuスマートフォンを手掛けるスペインBQのタブレット「Aquaris M10」のUbuntu版だ。
Linuxディストリビューション「Ubuntu」の開発元である英Canonicalは2月4日(現地時間)、Ubuntu搭載タブレット「Aquaris M10 Ubuntu Edition」(以下、Aaquaris M10)を発表した。2016年第2四半期に発売の予定(価格は未発表)。
Canonicalは2013年にタブレット向けインタフェースを発表しており、一部のAndroidタブレットにインストール可能だが、プリインストールされた製品版はこれが初だ。
同製品は、Ubuntu搭載スマートフォン「Aquaris」シリーズを手掛けるスペインの携帯電話メーカーBQのAndroidタブレット「Aquaris M10」(リンク先はBQのオンラインストア)がベースになっている。
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ディスプレイは10.1型で、Bluetoothのキーボードとマウスを接続すればPCのように使うことも可能だ。Micro HDMIポートもあるのでディスプレイにも接続できる。
マルチタスクに対応しており、画面を分割して2つのアプリを同時に表示する「Side Stage」機能も備える。
主なスペックは以下の通り。
機種名 | Aquaris M10 Ubuntu Edition |
---|---|
OS | Ubuntu |
ディスプレイ | 10.1型(1920×1200) |
CPU | MediaTek MT8163A(1.5GHz 4コア) |
メインメモリ | 2GB |
ストレージ | 16GB |
外部メモリ | microSD(最大64GB) |
アウトカメラ | 800万画素 |
インカメラ | 500万画素 |
サイズ | 246×171×8.2ミリ |
重さ | 470グラム |
バッテリー容量 | 7280mAh |
ネットワーク | Wi-Fi、Bluetooth |
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