NTTドコモは10月1日、下り最大3.6Mbpsでの高速データ通信が可能なFOMAハイスピードに対応したデータ通信カード2機種を発表した。同社が9月13日に発表したPC向けのパケット定額プラン「定額データプランHIGH-SPEED」および「定額データプラン64K」にも対応する。発売は2007年度第4四半期(2008年1月〜3月)を予定している。
ドコモでは、PCカード型のデータ通信カードとしてモトローラ製の「M2501 HIGH-SPEED」を、USB型のデータ通信モジュールとしてAnyDATA製の「A2502 HIGH-SPEED」をラインアップしているが、これにCFカード型の「N2502 HIGH-SPEED」とExpressCard/34型の「OP2502 HIGH-SPEED」が加わることで、より幅広いニーズに対応可能になる。
OP2502 HIGH-SPEEDは、下り最大3.6MbpsのHSDPA通信をサポート。GSM/GPRSにも対応しており、海外でも国際ローミングサービスが利用できる。ノートPCに差し込むだけでドライバが自動インストールされる「ゼロインストール」にも対応している。ExpressCard/34スロットを持つPCのほか、CardBus対応のPCカードアダプタが付属するため、PCカードスロットを搭載するPCでも利用可能だ。なおOP2502 HIGH-SPEEDは、64Kデータ通信には対応しておらず、テレビ電話も利用できない。
型番 | OP2502 HIGH-SPEED |
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形状 | ExpressCard/34型 |
サイズ(幅×高さ×厚さ) | 約34×121×13ミリ |
重さ | 約30グラム |
音声通信 | 非対応 |
対応エリア(日本国内) | FOMAハイスピードエリア/FOMAサービスエリア |
通信速度 | FOMAハイスピードエリア:送信最大384kbps/受信最大3.6Mbps、FOMAエリア:送受信最大384kbps、64Kデータ通信:非対応 |
対応OS | Windows Vista/XP Professional/XP Home Edition/2000 Professional、Mac OS X(10.4.7〜10.4.10) |
N2502 HIGH-SPEEDは、CFカード型のデータ通信カード。PDAなどでの利用も可能で、Windows CE .NET 4.1やWindows Mobile 5.0/6.0などに対応しているのが特徴だ。こちらは64Kデータ通信にも対応し、定額データプランHIGH-SPEEDもしくは定額データプラン64Kで利用できる。音声通話には対応していない。
型番 | N2502 HIGH-SPEED |
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形状 | CF TypeII型 |
サイズ(幅×高さ×厚さ) | 約43×65×9ミリ |
重さ | 約24グラム |
音声通信 | 非対応 |
対応エリア(日本国内) | FOMAハイスピードエリア/FOMAサービスエリア |
通信速度 | FOMAハイスピードエリア:送信最大384kbps/受信最大3.6Mbps、FOMAエリア:送受信最大384kbps、64Kデータ通信:送受信最大64kbps |
対応OS | Windows Vista/XP Professional/XP Home Edition/2000 Professional、Windows CE .NET 4.1、Windows Mobile 5.0/6.0 |
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