7月14日にポケモン社が「Pokemon GO Plus +」を発売した。Pokemon GO Plus +は、位置情報ゲーム「Pokemon GO(以下、ポケモンGO)」と連携するデバイスの最新モデル。ゲーム画面を開かなくてもポケモンを捕まえたりポケストップのディスクを回したりできる。ポケモンセンターオンラインでの価格は6578円(税込み)。
ポケモンGOといえば、対人戦の「GOバトルリーグ」にのめり込んでいる筆者だが、捕獲に関してはゆるふわ勢。2016年発売の初代「Pokemon GO Plus」も使っていたが、半年ほどで紛失して以来、ポケモンは全て手動で捕獲してきた。この手の捕獲ツールを使うのは実に約6年ぶりなので、初代の使用感を思い出しつつ、レビューしてみたい。
ポケモンGOとPokemon GO Plus +との接続は簡単だ。ポケモンGOを立ち上げ、画面下部のモンスターボールをタップして「設定」→「デバイス/サービスの接続」→「外部デバイス」にアクセスする。その後、Pokemon GO Plus +のメインボタンを押すと、「使用可能なデバイス」にPokemon GO Plus +が表示されるのでタップ。最後に、Pokemon GO Plus +のメインボタンとサブボタンを同時に押すと接続完了だ。
一度接続すれば、ポケモンGOのフィールド画面からワンタップで再接続できる「クイック再接続モード」が使えるようになる。このクイック再接続がとても便利。先代のPokemon GO Plusは、接続する度に本体ボタンを押す必要があったが、Pokemon GO Plus +なら、カバンに忍ばせたままでもスマホからの操作のみで再接続できる。
では実際に使っていこう。Pokemon GO Plus +の大きな特徴は、従来のモンスターボールだけでなく、より捕獲率の高いスーパーボールとハイパーボールをボタンスローで選べるようになったこと。これにより、スマホの画面を見ずにPokemon GO Plus +だけでも、よりたくさんのポケモンを捕まえられるようになる。
さらに、ボールを自動で投げてくれる「オートスロー」にも対応しているので、Pokemon GO Plus +をカバンやポケットに入れたままでも、自動でポケモンを捕獲してくれる。
オートスローで使用できるのはモンスターボールだけだが、スマホもPokemon GO Plus +も一切の操作をせずにポケモンを捕まえられるのはとても便利。例えば家族や友人などと一緒に移動しているとき、自宅やカフェで作業中など、ボタンをぽちぽち押すのもはばかれるようなシーンは多いだろう。そんなときも、Pokemon GO Plus +をカバンに忍ばせておくだけでポケモンを捕まえてくれる。
オートスローのオンとボタンスローのボールの選択いずれも、「設定」→「デバイス/サービスの接続」→「外部デバイス」から行える。
ポケストップを自動で回すオートスピンにも対応しているので、ポケストップやジムのある場所にいるだけで、自動でアイテムがたまっていく。
なお、Pokemon GO Plus +発売当初は、オートスローをオンにしても動作しない不具合があったようで、筆者も何度か遭遇した。いったんスマホとの接続を解除して再接続すると、オートスローが有効になったが、さすがに不便。その後、ポケモンGOのアプリを「0.277.2」にアップデートしてからは、問題なくオートスローが使えている。もしPokemon GO Plus +の動作が不安定になることがあったら、アプリが最新版か、チェックしてみるといいだろう。
便利なオートスローだが、永続的に投げ続けてくれるわけではない。ポケモンGOとPokemon GO Plus +の接続が持続するのは約1時間で、それ以降は自動で接続が解除される。これは、接続解除のし忘れで、Pokemon GO Plus +のバッテリーが尽きてしまうことを防ぐための仕様と思われる。連続でオートスローしてくれるのも1時間が限度、ということになる。
なお、Pokemon GO Plus +公式サイトのFAQでは、スマートフォンとの接続が切れる原因として「バッテリーの消耗」「スマートフォンとPokemon GO Plus +の距離が離れてしまった」「電波環境が悪い」「電波の遮蔽(しゃへい)物」があることを挙げている。外出先で移動が多い環境だと、より短時間で接続が切れる可能性はある。
Pokemon GO Plus +のバッテリー持続時間は、1日2時間〜3時間程度ポケモンGOと接続する場合、目安として1週間程度持つと説明されている。
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