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横国大、全新入生1800人の名簿を紛失 入学式の受付で 学籍番号を変更、学生証を再発行
横国大の入学式の受付で、全学部新入生の氏名や性別、学籍番号を記載した名簿を紛失。個人情報流出の影響を最小限に防ぐため、学籍番号を変更し、学生証を再発行する。
横浜国立大学は4月5日、3日に横浜文化体育館で開いた入学式の受付で、全学部新入生1814人分の氏名や性別、学籍番号などを記載した名簿を紛失したと発表した。個人情報流出の影響を最小限に防ぐため、学籍番号を変更し、学生証を再発行する。
紛失したのは、「入学許可証」を忘れた新入生の本人確認を行うための名簿。全新入生の氏名、性別、学籍番号、所属学部・学科・コース(EP)、受験番号、生年月日が記載されていた。
名簿は、午前10時半の入学式スタート時まではあったが、午前11時前後に担当者2人が約10分間、別の作業のために目を離し、10分後に戻ったところ、なくなっていたという。学部生の名簿と大学院生の名簿がそれぞれ2冊ずつ置いてあったが、なくなったのは学部生の名簿1冊のみだったという。
同大は即日、警察署に届け出た。個人情報流出の影響を最小限に抑えるため、学籍番号を変更し、学生証を再発行。「学生や保護者の皆様には大変ご迷惑をおかけしましたことをお詫びいたします」と謝罪している。また、学生に対して、パスワードなどに生年月日を使わないよう注意を呼び掛けている。
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