米Ustreamのアジア法人・Ustream Asiaは12月1日、日本や韓国などのアジア地域で提供していたライブ映像配信サービス事業から撤退すると発表した。来年2月1日に米国本社での直接運営へと移行するという。「商品体系を全世界で統一するため」としている。
Ustream Asiaは、ソフトバンク(現ソフトバンクグループ)と米Ustreamの合弁会社として2010年5月に設立。都内に「Ustreamスタジオ」を設置するなど積極的な日本展開を行っていた。
国内の現ユーザーに向けては、運営移管後も同様にサービスを使えるよう準備しているという。また「Ustream Bizプラン」など一部サービスの利用者には、個別に担当者から案内するとしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 著作権侵害は「厳しく規制」、テレビ局も個人もカバー Ustream日本版の“全方位戦略”
Ustream日本版が目指すのは、ライブ動画配信のプラットフォームだ。テレビ局から個人までを幅広くカバー。著作権侵害は厳しく規制し、誰もが安心して参入できるよう配慮する。 - 「テレビ局とwin-win」 Ustreamの「謙虚」な戦略、CEOが語る
Ustreamは米国で、テレビ局など既存メディアと協業しながら急成長をとげた。日本でも謙虚な姿勢で既存メディアと協業し、動画ストリーミングサイトナンバーワンを目指すという。 - ソフトバンク、Ustream Asia設立 iPhone向けUstreamアプリ日本語化
ソフトバンクが米Ustreamとの合弁会社Ustream Asiaを設立。iPhoneアプリ「USTREAM Viewer」「USTREAM Broadcaster」の日本語版も提供する。 - 孫社長、米国のSprint本社近くに家を買う 再建に本腰か
ソフトバンクグループの孫社長が、傘下のSprint本社近くに住宅を購入したようだ。 - Ustreamスタジオ渋谷がオープン 機材も無料貸し出し
個人がUstream配信できる無料スタジオが渋谷にオープン。機材も無料で借りられるため、手ぶらで訪れてもUstライブができる。 - スポーツ動画など500本、無料で見放題「Ustreamプレミアムビデオ」
スポーツやお笑い映像など500本以上の動画が無料で見放題の「Ustreamプレミアムビデオ」がスタートした。