Twitter、アカウント認証リクエストを立ち上げ:青いバッジがもらえるかも
Twitterがこれまでは著名人や企業に一方的に与えてきたホンモノの証、青い認証バッジを、ユーザー側からリクエストするプロセスが開設された。リクエストするには多くの条件があり、認証されるのは「公共の利益を目的としたアカウント」とされている。
米Twitterは7月19日(現地時間)、これまで一部の著名人や企業のみに提供してきた「認証アカウント」をより広範なユーザーが申請できるように、オンライン認証プロセスを立ち上げたと発表した。一定の条件を満たせば、誰でも青い認証バッジを表示できるようになる。
認証バッジは、著名人のアカウントがなりすましでないことを証明するために同社が2009年に開始したサービス。申請するのではなく、Twitter側が著名人や組織に一方的に声を掛け、確認して与えてきたものだ。現在18万7000件の認証アカウントがあるという(Twitterの3月末時点のMAUは3億1000万人)。
誰でも認証をリクエストできるが、認証されるのは「公共の利益を目的としたアカウント」とされている。リクエストには以下の情報が必要だ。なお、情報をすべて満たせば必ず認証されるわけではなく、審査ではさらに活動分野での影響力について説明する必要がある。また、本人確認のために政府発行の身分証明書(パスポートや運転免許証など)の画像アップロードを求められることもある。
- 認証済みの電話番号
- 確認済みのメールアドレス
- 自己紹介
- プロフィール画像
- 誕生日(会社名、ブランド、または組織以外のアカウントの場合)
- ホームページ(Webサイト)
- ツイートのプライバシー設定でツイートが公開になっている
上記の情報が不足していると、「このアカウントはレビューできません」と表示され、不足する情報を追加するよう促される。
Twitterは、認証アカウントを申請しやすくした目的を「より多くのユーザーがフォローするための素晴らしい、高品質のアカウントを見つけられるように、また、クリエイターや影響力を持つ人が、より広範なオーディエンスと簡単につながれるようにすること」としている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- Twitter、ブロック機能を強化 RTもメンションも非表示に
Twitterで、これまではブロックしてもRTやメンションでツイートが表示されてしまったが、機能強化で表示されなくなる。 - Twitter、いじめ対策で「Trust and Safety Council」立ち上げ
「いじめとの戦い」と「表現の自由」との最適なバランスを模索するTwitterが、この問題を解決するために人権やいじめに関する外部の専門組織と協力する評議会「Trust and Safety Council」を立ち上げた。 - Twitterルール改定──人種や性的指向へのヘイト行為や脅迫行為など、禁止事項が詳細に
Twitterが、いじめや嫌がらせ行為を減らす目的で、利用規約の「Twitterルール」を改定した。ここで禁じている特定の人種や性的指向への攻撃やテロ告知のような脅迫ツイートを投稿すると、アカウントを一時停止または永久凍結される。【UPDATE】複数アカウントを全面的に禁止するものではない。 - Twitter、不快なツイートを通知タイムラインから排除する「Quality filter」の提供開始
Twitterが、脅しや暴言を通知タイムラインに表示しないようにする「Quality filter」を、認証済みアカウントユーザーに提供しはじめた。 - Twitter、認証済みアカウントの@返信ツイートを非表示に
Twitterが、著名人やブランドのタイムライン表示でリプライツイートを非表示にする。会話の一方しか表示できないストレスが軽減されそうだ。 - Twitter、偽アカウント対策「Verified Accounts」を発表
Twitterはアカウントが本物であると認証するサービスのβテストを開始する。まずは人気アーティストや公的機関を対象とする。