アーク情報システムは4月18日、USB接続タイプの外付けHDDに起動ドライブをバックアップできるユーティリティソフト「BOOT革命/USB Ver.1」を発表、7月8日より発売する。ほか、同社ユーティリティソフト「HD革命」シリーズ4製品も発表された。
BOOT革命/USBは、USB接続タイプの外付けHDDに既存の起動ドライブ(Cドライブなど)をそのままコピー・バックアップでき、かつそのコピー先HDDを電源起動時に起動ドライブとして選択することも可能になるバックアップユーティリティソフト。
起動情報を両ドライブのブートセクターに記録することで、OS起動時には、どちらのHDDより起動するかというメニューが表示され、バックアップを取ったUSB外付けドライブであっても起動ドライブとして利用できることが最大の特徴となる。
コンシューマ向け利用用途としては、同PCにおけるまったく異なるOS環境の構築、たとえばテスト時や新たなアプリケーションインストール時などに効果を発揮し、ビジネス用途としては共有PCなど複数人数で1台のPCを利用する時や、起動ドライブを外付け化できることから、HDDのみを取り外して金庫や倉庫に保管するといった利用方法などセキュリティ用途での利用例も提案されている。
対応OSはWindows 2000 Professional/XP。ラインアップは、通常版「BOOT革命/USB Ver.1 Std」と、パーティションユーティリティ「HD革命/Partition Lite」が付属する「BOOT革命/USB Ver.1 Pro」の2種類。価格はスタンダード版が1万2390円(税込み)、Pro版が1万5540円。
HD革命/BackUP Ver.6は、システムやファイル、フォルダ単位でのバックアップとリストアが行えるHDDユーティリティソフトの新バージョンとして、4月29日より発売される。価格はPartition Liteが付属するPro版が1万5540円、スタンダード版が1万2390円で、発売は4月29日。
同ソフトは、DOSやLinuxといった制限を受けず、あらゆる環境で利用可能とする多機能バックアップ・リストアソフトでDVDメディアへのバックアップも可能としている。
DVDメディア使用時には、そのメディア容量以上のデータをバックアップするさいにでも、自動的に分割処理を行うことで、複数枚でのブータブルDVD作成が行え、Windows起動中でもバックアップ処理が行えるEWF方式も新たに採用した。
HD革命/Win Protector Ver.2は、PC誤操作やアプリケーションインストール、ウイルス混入などにより不具合や不調が起こってしまったさいに、それが起こる前の状態に瞬時に戻すHDDユーティリティソフト。発売は5月20日。
今回のバージョンアップにより、システム保護開始や解除時にも再起動することなく設定が可能となったこと(Ver.1は、再設定時も再起動が必要だった)、対象保護ドライブの状況によりメモリを大量に消費してしまうこともあった弱点を解消した。
一般ユーザーのバックアップ体制構築としての利用方法はもちろん、PC量販店やPCスクール、学校、インターネットカフェなど、不特定多数のユーザーが利用するクライアント管理にも適するとしている。価格はPartition Liteが付属するPro版が1万3440円、スタンダード版が1万2390円。
ほか、ライティングソフト「CD革命/Burning Ver.3」、HDD引っ越しユーティリティ「HD革命/Copy Drive Ver.2」も発売される。CD革命/Burning Ver.3は5月27日発売予定で6300円、HD革命/Copy Drive Ver.2が6月10日発売予定で5040円から。
CD革命/Burning Ver.3は、セーフディスクといった特殊プロテクトがかかったメディアのコピーをも可能とするメディアライティングソフト。
HD革命/Copy Drive Ver.2は、DOS/Linuxや、IDE/Serial ATAといった環境制限なく利用可能なHDD引っ越しユーティリティソフト。同バージョンより、引っ越し先のHDD容量がコピー元のそれより小さい場合でも、移行が可能となるツールを搭載した。
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