「射程距離に入った」「てーーーー!」──大人になったから、また、わくわくしたい。そのようなコンセプトのUSBパーツが2006年初旬に発売されるという。
発売するのは、WPC EXPO 2005の3ホール、周りを日本電気やインテル、ナナオ、シャープといった大規模ブースに囲まれた細々な一角に出展していた玩具メーカーの「タカラ」である。そのプロジェクト名は「秘密基地をつくろう!」。その名称だけでもちょっとぐっとくる。
ターゲットはずばり20代後半から30代、すなわちガンダム、ヤマト、999などに萌える男性である。試作機として展示されていた4モデル、とにかくおバカでくだらない(最上級ほめ言葉)。
基地が誇る精鋭戦闘機「サンダーイーグル」部隊にスクランブル。「敵機襲来、応戦せよ!」
「サンダーイーグル、発進!」
ファイヤーランチャーは、前後に動かせるコントロールレバーに5つアプリケーション選択ボタンを装備し、戦闘機のスロットルレバーのような形状をしている。
アプリケーションボタンを押し、レバーを倒すとアプリケーションが起動する。いわゆるランチャー、最近のキーボードに備わっているアプリボタンのようなものだ。しかしボタンを押すと起動準備が完了した旨の演出ムービーが再生され、レバー操作により「発進ーーー!」とった意味深なイメージ表示がなされたあとにアプリケーションが起動する。
なおレバーを元に戻すことで終了できる。レバー操作は、ボリューム調整やディスプレイ輝度調整といった操作も可能となっている。
敵機襲来! 配置に付け! 基地に迫る危機に、コマンダーはストームブラスターで迎え撃つ指令を出す。
ストームブラスターは、つまらん言い方をすると卓上USB扇風機である。しかし秘密基地における重要かつ唯一(注:初回出荷予定製品では)の通常使用兵器なのである。
兵器であるがゆえ、通常はカバーで閉じられている。カバーを開けると中に、竜巻を起こして風を原子レベルで衝突させるという「ストームタービン」なるものが姿をあらわす。
ストームタービンは、PC上より上下左右に風向きが調整できるうえ、任意の場所で止めたり、左右にループしながら動作させるといったことが可能となっている。また、任意のアプリケーション起動時のみタービンを回転させるといったことや、演出用ムービーを表示させるなどのカスタマイズも行える。
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