NECのLaVieシリーズでフラッグシップモデルとなる「LaVie C」シリーズだが、前回の秋冬モデルでフルモデルチェンジしただけに、今回は小幅な変更にとどまる。
具体的には、全3モデルのラインアップが2モデルに縮小し、従来の上位(LC950/KG)および中位モデル(LC930/KG)が継承された格好だ。春モデルではメインメモリが2Gバイトに倍増したほか、上位モデルのLC950/LGのHDD容量が160Gバイトから250Gバイトに増加した(ただしハイブリッドHDDではなく通常のSerial ATAドライブ)。
そのほかのハードウェアスペックに変更はなく、CPUはLC950/LGがCore 2 Duo T7500(2.2GHz)、LC900/LGがCore 2 Duo T7250(2.0GHz)、1440×900ドット表示に対応した15.4インチワイド液晶ディスプレイ(スーパーシャインビューEX3)、グラフィックスチップはATI Mobility Radeon HD2400、地上デジタル/地上アナログ対応TVチューナーをともに内蔵する。光学ドライブと無線LANはLC950/LGがBlu-ray Discドライブとドラフト11n対応、LC900/LGがDVD±R DL対応DVDスーパーマルチドライブとIEEE802.11a/g/bとなる。
一方、ソフトウェアではTV視聴/録画/管理ソフトウェアの「SmartVision」がデジタル長時間モードをサポートし、従来比で2倍近い地上デジタル放送の録画が可能になった。細かいところでは、DVD MovieWriterで簡易メニュー(BD-MV形式)が作成できたり、AVCHD形式でDVDメディアに書き込みができるようになった。これまではCPRM対応のDVD-RAMのみだった地デジ番組のムーブ(SD画質)が、安価なDVD-Rメデイア(要CPRM対応)に行えるようになったのも特徴だ。また、詳細や提供時期は未定だが「ダビング10」にも対応する予定だという。
OSは全モデルともWindows Vista Home Premiumで、オフィススイートのOffice Personal 2007が付属する。発売時期は両モデルとも1月上旬の予定で、実売価格はLC950/LGが28万5000円前後、LC900/LGが23万5000円前後の見込みだ。
LaVie Cシリーズの概要(その1) | ||||||||
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シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD | OS | 実売 |
LaVie C | LC950/LG | 2スピンドル | マイナーチェンジ | Core 2 Duo T7500(2.2GHz) | 2048MB | 250GB | Home Premium | 28万5000円前後 |
LC900/LG | 2スピンドル | マイナーチェンジ | Core 2 Duo T7250(2.0GHz) | 2048MB | 160GB | Home Premium | 23万5000円前後 | |
LaVie Cシリーズの概要(その2) | ||||||||
シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | TV機能 | 重量 |
LaVie C | LC950/LG | 15.4インチワイド | 1440×900 | ATI Radeon Xpress 1250 | Blu-ray | Mobility Radeon HD 2400 | 地デジ/地アナ | 約3.5キロ |
LC900/LG | 15.4インチワイド | 1440×900 | ATI Radeon Xpress 1250 | 2層対応DVDスーパーマルチ | Mobility Radeon HD 2400 | 地デジ/地アナ | 約3.5キロ | |
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