富士通の「FMV-BIBLO S」は、2009年春モデルから新規投入される14.1型ワイド液晶ディスプレイ搭載ノートPCだ。15型クラスの液晶を備えた「FMV-BIBLO NF」シリーズと大画面モバイルノート「FMV-BIBLO MG」の間を埋めるラインアップで、家庭内での可搬性とデザインに注力しており、20〜30代の女性層に訴求できる製品を目指したという。
ラインアップは2色のカラーバリエーションモデルを用意。ミルクホワイトの「S/C50(FMVSC50W)」が12月26日に、ピンクパープルの「S/C50(FMVSC50PK)」が2009年1月下旬に発売される予定だ。いずれも価格はオープン、実売価格は15万円前後と予想される。プリインストールOSはWindows Vista Home Premium(SP1)、オフィススイートはOffice Personal 2007(SP1)だ。
新設計のボディは、本体サイズが338(幅)×250(奥行き)×36〜39(高さ)ミリ、重量が約2.5キロで、FMV-BIBLO NFより一回り小さい。天板とパームレストは光沢感があり、成型時に金型の中に転写フィルムを挟み込むインプリント加工を採用している。従来のFMV-BIBLOシリーズにはないミルクホワイトとピンクパープルという個性的なカラーリングも特徴だ。本体色に合わせたレーザーマウスも付属する。
基本スペックは、CPUにCore 2 Duo P8400(2.26GHz/FSB 1066MHz/2次キャッシュ3Mバイト)、チップセットにグラフィックス機能のIntel GMA 4500MHDを統合したIntel GM45 Express、メインメモリにPC3-8500 DDR3 SDRAM(1Gバイト×2)を採用。HDDは320Gバイト(5400rpm)、光学ドライブはDVD±R DL対応DVDスーパーマルチだ。液晶ディスプレイは1280×800ドット表示の14.1型ワイドパネルを採用する。
ネットワーク機能はIEEE802.11b/g/nの無線LAN(11nはドラフト2.0)と1000BASE-Tの有線LAN、Bluetooth 2.1+EDRを用意。主なインタフェース類は、USB 2.0×3、4ピンのIEEE1394、アナログRGB出力、HDMI出力、サウンド関連、有効約130万画素のWebカメラ、SDメモリーカード(SDHC)/メモリースティックPRO対応スロット、ExpressCard/34スロット、指紋センサーを備えている。バッテリー駆動時間は約4時間をうたう。
なお、同社直販の「WEB MART」では、Core 2 Duo P9500(2.53GHz/FSB 1066MHz/2次キャッシュ6Mバイト)のCPUや最大4GバイトのHDD、無線LAN、Bluetooth、マウス、オフィススイートの有無などを選択できる。
FMV-BIBLO Sの概要(その1) | ||||||||
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シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD | OS | 実売 |
FMV-BIBLO S | S/C50(FMVSC50W) | 2スピンドル | 新シリーズ | Core 2 Duo P8400(2.26GHz) | 2048MB(DDR3) | 320GB | Home Premium(SP1) | 15万円前後 |
S/C50(FMVSC50PK) | 2スピンドル | 新シリーズ | Core 2 Duo P8400(2.26GHz) | 2048MB(DDR3) | 320GB | Home Premium(SP1) | 15万円前後 | |
FMV-BIBLO Sの概要(その2) | ||||||||
シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | TV機能 | 重量 |
FMV-BIBLO S | S/C50(FMVSC50W) | 14.1型ワイド | 1280×800 | Intel GM45 | 2層対応DVDスーパーマルチ | チップセット内蔵 | − | 約2.5キロ |
S/C50(FMVSC50PK) | 14.1型ワイド | 1280×800 | Intel GM45 | 2層対応DVDスーパーマルチ | チップセット内蔵 | − | 約2.5キロ | |
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