ゴールデンウィーク真っ直中のアキバは、PCパーツの特価キャンペーンが方々で行われており、各ショップの店内は狙いをつけたユーザーでごった返していた。
ASUSTeK製マザーとCPUの同時購入で最大3000円引き(T-ZONE.PC DIY SHOP)や、インテル製SSDとHDDの同時購入で3000円引き(ソフマップ秋葉原本館)など、各店独自のセールが展開されていたが、特に注目されるキャンペーン対象品にはなぜか「1万5000円」がキーワードになるものが多い。
ドスパラ秋葉原本店で見つけたのは、LG電子のBD-Rドライブ「GGW-H20N」だ。HD DVD-ROM機能も備えたSerial ATA接続のドライブで、2007年8月に初登場した際は6万円前後の値がついていた。同店では連休特価として限定20台を1万4800円で販売していた。同店は「BD-Rドライブは3万円切りが普通になっていますが、それでも1万5000円以下で買えるチャンスは滅多にありませんよ」とアピールしていた。
フェイス本店には、低価格なフルHD液晶が入荷していた。同じくLG電子の21.5型ワイド液晶「W2243T-PF」で、火価格は1万5770円。1920×1020ドットのノングレアパネルを採用し、デジアナ2系統入力に対応する。同店は「フルHD液晶も、16:9タイプなら2万円以下から探せるようになりました。それでも、新製品でこれだけ安いのは狙い目ですよ」という。
PCパーツショップ・CUSTOMは、KOOLANCEの外付け水冷システム「Exos-2 V2 EX2-752」を、通常売価5万9800円から1万5000円引きの4万4800円で販売。大幅な値下げについて「弊店は今年の6月に満10年迎えるので、大型連休から特価品を出しています。派手にやれたらいいんですけど、まあ、マイペースで徐々にやっているので、今後も期待してください」と語る。
また、Windows XP Home Editionの人気も過熱している。DSP版Windows XPの生産はすでに終了しており、現在は店頭在庫のみが流通しているが、売れ筋のWindows XP Professionalは4月半ばから売り切れる店舗が出始めている。このため、比較的在庫数の多いHome Editionに人気が集中しているのだ。FDDとのセット価格は1万2000円前後となる。
某ショップは「Windows 7の登場によって、新規にマシンを組む人でも“Vista飛ばし”される場合が多いようです。そこでXP人気が過熱しているわけですが、Home Editionも大型連休後は入手困難になるでしょうね」と事情を解説してくれた。
そうした状況に対抗してか、5月1日にはWindows Vista購入者にWindows 7 RC版をプレゼントするキャンペーンが始まった。6月30日までにVistaを購入すると、Ultimateならもれなく、Home PremiumとBusinessなら抽選でメディアが郵送されるという。
※記事初出時、Windows Vistaの購入キャンペーンに関する記述で誤りがありました。正しくは「Windows 7 RC版」になります。おわびして訂正いたします。
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