2台の「Amazon Echo」を組み合わせることで、ステレオ再生が可能になる機能が新たに追加された。これを使えば、デスクやベッドサイドの両端などに2台のEchoを設置し、広がりのあるサウンドを楽しめる。既存のEchoの音に物足りなかった人にとっては注目の機能だ。
Echoの同じモデルを2台所有している人はそう多くないだろうが、複数の部屋に導入することを前提に同じ製品を購入したものの、その後新製品への入れ替えによって浮いてしまうといったケースは十分に考えられる。また、この機能が有用であれば、追加で買い足したり、いらなくなった人と手持ちのモデルを交換してペア化したりするといった使い方も考えられる。早速試してみよう。
このステレオペア設定に対応するEchoは以下の通りだ。
「Echo Dot」(第3世代)と「Echo Plus」(第2世代)は、2018年10月に発売されたばかりのモデルで、それ以外の2モデルは、2017年にEchoが日本初上陸するにあたって投入されたモデルだ。Echo Dot (第2世代)については非対応となっている。
気を付けなければいけない点としては、必ず「同じ世代の同じモデル」2台を組み合わせる必要がある。例えば、EchoとEcho Plus、Echo Plusの第1世代と第2世代という組み合わせには対応しない。今回は、既存のEcho(第2世代)を2台使って、この環境を構築する。
設定は簡単で、Alexaアプリのデバイス画面を開き、ペアにするEchoデバイスを指定するだけだ。2台のEchoデバイスがきちんとオンラインの状態になっていれば、所要時間にして5分もかからない。
連携設定が完了すると、通常の音声コマンドを使った再生で、2台のスピーカーから音が出るようになる。選曲、次の曲や前の曲への移動などさまざまな操作は、2台連携して行われる。また本体ボタンを使った音量調整に関しても2台が連動するので、それぞれを個別に調整する必要はない。
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