スマートスピーカーの聞き取り性能を徹底比較(第3世代Echo Dot編)山口真弘のスマートスピーカー暮らし(2/2 ページ)

» 2018年12月13日 06時00分 公開
[山口真弘ITmedia]
前のページへ 1|2       

第3世代は音量「中」が大幅改善、音量「小」もスタンダードモデル並に

 では、新登場の第3世代Echo Dotはどうだっただろうか。

Echo Dot 音量「大」での聞き取りテストの結果。全域にわたって問題なく聞き取れる
Echo Dot 音量「中」での聞き取りテストの結果。こちらも全域にわたって問題なく聞き取れる
Echo Dot 音量「小」での聞き取りテストの結果。多少まばらになるが、従来モデルに比べると圧倒的に優秀だ

 以上のように、音量「大」「中」はパーフェクトで、明らかな聞き取り性能の向上が見られる。音量「小」については、2メートル以上離れると聞き取り性能があからさまに落ちる他、垂直方向、つまり本体の真上もややまばらだが、以前はほぼ全滅だったことを考えると雲泥の差だ。

 全体的な傾向で見ると、通常のEchoと非常によく似た傾向を示しており、つまりスタンダードモデル並みの聞き取り性能を有していることになる。これならば、第2世代Echo Dotの聞き取り性能に不満があった人はもちろん、通常のEchoでも小声でうまく動作してくれずに悩んでいた人も、買い替える価値はあると言えそうだ。

 ちなみに、使っていて若干気になったのは、呼びかけてから反応するまでに、一瞬のタイムラグがあることだ。従来機はもちろん、同時発売の第2世代Echo Plusと比べても、「アレクサ」と呼びかけてから「ポン」と音が鳴るまでに、ほんのコンマ何秒か遅れる。ネットワーク環境などは同一であるため本体側に原因がある可能性が高く、今後改善されることを期待したい。

 以上、第3世代Echo Dotの聞き取りテストの結果をお届けした。次回は本製品と同時に発売された第2世代「Echo Plus」について、同様の聞き取りチェックをお届けしよう。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2025年01月04日 更新
  1. 新発想のアームが付属! 標準消費電力わずか6Wの23.8型ディスプレイEIZO「FlexScan FLT」を試す (2025年01月03日)
  2. 球形スピーカー「CREATIVE Pebble Nova」の重量級サウンドに驚く (2025年01月02日)
  3. ゼンハイザーが最大56%オフの初売りセールを実施! 2025年はいい音を楽しもう (2025年01月03日)
  4. エレコムがYouTuberと共同開発したバックパック「MNL CITY PACK」を3カ月使った率直な感想 再販されたらすぐチェックすべし! (2024年12月31日)
  5. あなたのPCのWindows 10/11の「ライセンス」はどうなっている? 調べる方法をチェック! (2023年10月20日)
  6. 2025年は新しいディスプレイで気分をリフレッシュ! アイ・オー・データ機器製品がお得に (2025年01月03日)
  7. 真新しい入力デバイスで新年を迎えよう――エレコム製品が最大20%オフ (2025年01月03日)
  8. EIZOが最薄部約24.4mmでアーム付属の23.8型液晶ディスプレイ「FlexScan FLT」を発表 欧州エネルギーラベル「Class A」取得で環境に配慮 (2024年12月05日)
  9. 最大36W出力、実売1.5万円のモニタースピーカー「Edifier MR3」をチェック 本格派だがライトユースにも優しく見た目も美しい (2024年10月24日)
  10. 新型Macに搭載された「M4チップ」「M4 Proチップ」の実力は? 実機をテストして分かったこと (2024年11月07日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2025年