では、新登場の第3世代Echo Dotはどうだっただろうか。
以上のように、音量「大」「中」はパーフェクトで、明らかな聞き取り性能の向上が見られる。音量「小」については、2メートル以上離れると聞き取り性能があからさまに落ちる他、垂直方向、つまり本体の真上もややまばらだが、以前はほぼ全滅だったことを考えると雲泥の差だ。
全体的な傾向で見ると、通常のEchoと非常によく似た傾向を示しており、つまりスタンダードモデル並みの聞き取り性能を有していることになる。これならば、第2世代Echo Dotの聞き取り性能に不満があった人はもちろん、通常のEchoでも小声でうまく動作してくれずに悩んでいた人も、買い替える価値はあると言えそうだ。
ちなみに、使っていて若干気になったのは、呼びかけてから反応するまでに、一瞬のタイムラグがあることだ。従来機はもちろん、同時発売の第2世代Echo Plusと比べても、「アレクサ」と呼びかけてから「ポン」と音が鳴るまでに、ほんのコンマ何秒か遅れる。ネットワーク環境などは同一であるため本体側に原因がある可能性が高く、今後改善されることを期待したい。
以上、第3世代Echo Dotの聞き取りテストの結果をお届けした。次回は本製品と同時に発売された第2世代「Echo Plus」について、同様の聞き取りチェックをお届けしよう。
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