LINEの「Clova Desk」は3月19日発売で税込2万7540円 家庭のハブとなる画面付きスマートスピーカー(2/2 ページ)

» 2019年03月12日 17時20分 公開
[田中宏昌ITmedia]
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マイクの性能も改善、反応速度も向上

 さらに、ハードウェアとソフトウエアの両面から見直すことで、従来製品に比べ騒音環境での呼び出し性能(反応精度)や反応速度をそれぞれ最大20%アップしているという。ウェイクワードを使わずに、画面をスワイプすることでClovaを呼び出すこともできる他、バッテリーを内蔵しているので持ち運んでの利用も行える。

 「社内テストで、特に小さいお子さんがいる家庭で好評だったのが、5Mピクセルのカメラを内蔵したことにより、フィルターをつけた状態で音声だけで自撮りできる機能だ。音声によるLINEの送受信に加え、新しいコミュニケーションの形を生み出すものとして、Clova Deskは家族間のコミュニケーションを促進する、家の中心となるハブとして役立つことを期待している」と中村氏は述べた。

 すでに国内では液晶ディスプレイ付きスマートスピーカーとして、Amazonの「Echo Spot」(税込1万4980円)や「Echo Show」(税込2万7980円)、さらにはレノボのタブレット「Lenovo Smart Tab P10」が展開中だ。日本では未発売だが、Google「Google Home Hub」やFacebookの「Portal」「Portal+」なども登場している。

 それぞれの製品で利用できるサービスが異なっており、Clova Deskで利用できる音楽配信サービスは現状LINE Musicのみ。「Eコマース機能はまだ提供していないが可能性はあると思っている」(中村氏)とのことで、今後の展開も気になるところだ。

Clova Desk 配送用の外箱を開けると出てくるClova Deskの中箱
Clova Deskのスペック
項目
液晶ディスプレイ タッチ操作対応7型ワイド
画面解像度 1024×600ピクセル
メモリ 2GB(LPDDR3)
ストレージ 16GB(eMMC)
カメラ 5メガピクセル
スピーカー 20W(フルレンジ×2)
赤外線 ○(送受信機×1、送信機×2)
無線LAN IEEE802.11a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz対応)
Bluetooth Bluetooth 4.2(A2DP、AVRCP、SPP)
バッテリー容量 3000mAh(3.7V)
バッテリー駆動時間 音楽連続再生で約2時間、スタンバイ状態は3時間10分程度
ボディーサイズ 181(幅)×173(奥行き)×104.5(高さ)mm
重量 約915g
対応OS iOS 10以上/Android 4.4以上
ボディーカラー ブラック/ホワイト

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