AmazonのFireタブレットをスマートディスプレイとして使う「Showモード」を試す山口真弘のスマートスピーカー暮らし(1/3 ページ)

» 2019年04月15日 12時00分 公開
[山口真弘ITmedia]

 Amazonの10.1型タブレット「Fire HD 10」が、この度アップデートによって「Showモード」に正式対応した。これはFire HD 10を、画面付きのスマートスピーカーとして使える機能だ。海外ではいち早く導入されていたこの機能が、ようやく日本語アカウントでも利用できるようになった。

 自宅内で場所を取るスマートディスプレイ「Echo Show」を購入しなくても、同等の機能が画面のサイズが大きいFireタブレットで使えるようになるなら、こんなに便利なことはない訳だが、実際の使い勝手はどうなのだろうか。ざっと試用してみたので、ファーストインプレッションをお届けする。

Fire HD 10 Amazonのタブレット「Fire HD 10」をShowモードに設定すると、スマートディスプレイ「Echo Show」に似たAlexa端末として使えるようになる

Showモードはアップデートで自動的に適用

 Showモードはアプリではなく、システムソフトウェアの一部として提供されるため、Fire HD 10でソフトウェアアップデートを実行すると自動的に導入される。再起動の完了後に、Alexaを有効にするか否かを尋ねられるので、有効を選択すれば準備完了だ。ちなみに対応するFire OSのバージョンは「5.6.4.0」以降となる。

Fire HD 10Fire HD 10 アップデートが完了するとShowモードが利用可能になったことが案内される(画像=左)。「ALEXAを有効にする」をタップすることで利用を開始できる(画像=右)

 以降は、ホーム画面上で上から下へとスワイプさせることで表示できる通知領域の中に、「Alexaハンズフリー」というアイコンが表示されるとともに、その左下にShowモードへ切り替えるトグルスイッチが表示されるようになる。また、設定画面にも「Alexa」という項目が追加される。

Fire HD 10 通知領域に「Alexaハンズフリー」というアイコンが表示されるとともに、左下にShowモードへと切り替えるトグルスイッチが表示されるようになる
Fire HD 10 こちらは設定画面。「Showモード」および「Alexa」という2つの項目が追加される
Fire HD 10 Showモードの設定画面。日本未発売の専用ドックとの連携設定の項目がある
Fire HD 10 ホーム画面にどのようなコンテンツを表示するかを設定できる。Echo Showにも同様の設定画面がある
Fire HD 10 こちらはAlexaの設定画面。Alexaデバイスではおなじみの項目が並ぶ。「ハンズフリーモード」の有効や無効はここでも設定できる
Fire HD 10 ウェイクワードは二択だ。「Echo」や「Computer」が選択肢にないのはやや物足りない

 さて、まず知っておきたいのは、Fire HD 10でAlexaが使えるといっても、実際にはハンズフリーモードとShowモード、2つのモードが存在していることだ。この2つはどう違うのだろうか。どう使い分けるべきなのだろうか。

       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2025年01月04日 更新
  1. 新発想のアームが付属! 標準消費電力わずか6Wの23.8型ディスプレイEIZO「FlexScan FLT」を試す (2025年01月03日)
  2. 球形スピーカー「CREATIVE Pebble Nova」の重量級サウンドに驚く (2025年01月02日)
  3. ゼンハイザーが最大56%オフの初売りセールを実施! 2025年はいい音を楽しもう (2025年01月03日)
  4. エレコムがYouTuberと共同開発したバックパック「MNL CITY PACK」を3カ月使った率直な感想 再販されたらすぐチェックすべし! (2024年12月31日)
  5. あなたのPCのWindows 10/11の「ライセンス」はどうなっている? 調べる方法をチェック! (2023年10月20日)
  6. 2025年は新しいディスプレイで気分をリフレッシュ! アイ・オー・データ機器製品がお得に (2025年01月03日)
  7. 真新しい入力デバイスで新年を迎えよう――エレコム製品が最大20%オフ (2025年01月03日)
  8. EIZOが最薄部約24.4mmでアーム付属の23.8型液晶ディスプレイ「FlexScan FLT」を発表 欧州エネルギーラベル「Class A」取得で環境に配慮 (2024年12月05日)
  9. 最大36W出力、実売1.5万円のモニタースピーカー「Edifier MR3」をチェック 本格派だがライトユースにも優しく見た目も美しい (2024年10月24日)
  10. 新型Macに搭載された「M4チップ」「M4 Proチップ」の実力は? 実機をテストして分かったこと (2024年11月07日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2025年