先週末、abeeブランドのPCケースがTSUKUMO eX.とツクモパソコン館に並んだ。ATXタワー型の「smart EM30A」とMini-ITXタワー型「AS Enclosure RS07A」で、価格は8万5000円弱と7万円弱となる(税込み、以下同様)。
アビーは2018年に倒産したが、ブランドや製造管理などを一部承継し、コンピューケース・ジャパンが手がけていた。今回の2モデルは、同社から新登場した初のabeeブランドケースとなる。
両モデルともパネルに3mm厚のアルミ合金を採用しており、新たなデザインで作られている。smart EM30Aは最長358mmのグラフィックスカードを内蔵可能で、電源ユニットをフロント上部に配置することにより、後方のスペースを広めに確保しているのが特徴だ。オープンドライブベイはなく、トップ部分に最大240mm、リアに最大120mmの水冷ラジエーターが組み込める。ケースサイズは約207(幅)×467(奥行き)×446(高さ)mm、重量は約10kgだ。
一方のAS Enclosure RS07Aは煙突状の底部にATX/SFX電源ベイを置く仕様で、マザーボードや拡張カードの背面端子をトップに固定する作りになっている。グラフィックスカードは最長315mm、水冷ラジエーターはフロントに最長240mmまで固定可能だ。ケースサイズは約239(幅)×234(奥行き)×450(高さ)mm、重量は約7.3kgとなっている。
展示中のTSUKUMO eX.は「またabeeにお目にかかれるとは思わなかったですね。工場は中国に移していますが、設計は従来の“らしさ”が色濃く残っています。2017年までは新製品を出していたので、潜在的なファンもまだまだ多くいるでしょう。ここからの活躍に期待したいですね」とエールを送っていた。
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