ASUS JAPANから「Zenbook」シリーズの2022年モデルが発表された。全て有機ELディスプレイを搭載する意欲作ぞろいだが、中でも強烈な存在感を放っているのが、「ASUS Zenbook 14X OLED Space Edition」(UX5401ZAS)だ。
これは1997年に発表されたASUS JAPAN初のノートPC「ASUS P6300」をたたえる目的で開発されたスペシャルモデルとなる。P6300が1998年にミール宇宙ステーションにおけるミッションに選定され、600日間に渡って活躍したことにちなんで「宇宙旅行の歴史」からインスパイアされた特別デザインを採用している。ボディーに加えて、外箱、内箱、付属品、壁紙までデザインイメージを統一し、世界観を演出する。
これから実機でその内容を確認するとともに、PCとしての性能もしっかり検証していこう。
Zenbook 14X OLED Space Editionの大きな魅力がスペシャルモデルならではの演出だ。ブラックベースにミール宇宙ステーションをデザインした外箱は、持ち手も特別仕様になっている。
ボックスを開けると、宇宙船のドアをモチーフにしたというオーロラカラーのボックスパッケージが現れる。さらに、宇宙服のようなデザインのスリーブケースに加え、ステッカーやメモリアルカードといったアクセサリーも付属しており、グッと気分を盛り上げてくれる。
本体のデザインも実に凝っている。ボディー素材にはアルミニウム合金を採用し、金属の質感を強調する「無重力チタンカラー」を取り入れている。
天板には宇宙カプセルをデザインし、そのカプセルを構成するラインの中にラテン語の成句「ad astra per aspera(苦難を乗り越えて星々へ)」を意味する「モールスコード」を含める演出がされている。
そして宇宙カプセルの窓部分には「ZenVision」を内蔵する。宇宙をモチーフにした独自のアニメーション(ASUSテーマ)の他、日付やバッテリー状態、プリセットのテキストメッセージ、パーソナルラベルなどを表示できる。
このZenVisionは3.5型で、画面解像度256×64ピクセルの有機ELディスプレイ(OLED)だ。凝ったデザインの表示が可能であり、宇宙船の窓越しに遊泳宇宙飛行士が遊泳する様子、宇宙ステーションがパーツから組み上がっていく様子など、見ていて楽しいアニメーションも用意されている。
続いて、内部スペックをチェックする。
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