うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する本連載。世界中には、結構面白い話題があるものです。この記事で一気にチェックしましょう!
Microsoftは、日本時間の1月25日午後4時ころから最大5時間半に渡り、AzureやMicrosoft 365を含むMicrosoftサービスが世界中で利用できなくなっていた大規模障害について、暫定的な報告書を公開した。これはインシデント発生から3日以内に公開するよう努めているもので、今後、詳細な報告が行われる予定となっている。
Microsoftによると、障害の原因は同社のワイドエリアネットワーク(WAN)内の全てのルーターに誤ったメッセージを送信したことだという。計画作業の一環として、WANルーターのIPアドレスを更新する作業を実施したところ、そのルーターがWAN内の全てのルーターに対してメッセージを送信。その結果、ルーターが再計算状態に入り、その間、適切にパケットを転送できなくなっていた。
発端となったIPアドレス更新のために使用したコマンドは、ネットワークデバイスによって動作が異なるが、対象のルーターでは正規の認証プロセスで検証されていなかったとしている。
障害発生から7分後には、DNSおよびWAN関連の問題が検出され始めて調査を開始。約1時間後にはネットワークが自動復旧を開始し、問題を起こしたコマンドも特定し、約2時間後にはほぼ全てのネットワークデバイスが回復したとのことだ。
ただし、WANの健全性を維持するための自動化システムが一時停止されたので、このシステムを手動で再起動。WANを最適な動作状態に回復させるまで、ネットワークの一部でパケットの損失が増加したとしている。この復旧は、障害発生から約5時間半後の日本時間午後9時43分に完了した。
OpenAIは2月1日(現地時間)、ChatGPTの有料版となる「ChatGPT Plus」をパイロットサブスクリプションとして月額20ドルで提供すると発表した。今のところ米国のみでの提供で、ウェイティングリストに登録しておくと、今後数週間のうちに招待プロセスが開始される。その他の国や地域についても、近日中に提供予定だとしている。
ChatGPT Plusによるメリットとして挙げられているのは、以下のようなものだ。
同社によれば、ChatGPT Plus提供後も無料アクセスは継続するとのこと。サブスクリプションを提供することで、多くの人に無料アクセスを提供できるとしている。
なお、間もなくChatGPTのAPI提供を開始する他、可用性を高めるために、低コストのプランやビジネスプラン、データパックのオプションなども検討しているとのことだ。
Microsoftは2月2日、Windows 10/11向けのユーティリティーアプリ「PowerToys」の最新版(バージョン0.67.0)をリリースした。本バージョンでは、システムトレイから起動できる新しいランチャーが追加されている。
PowerToysにはさまざまな機能が用意されているが、一部の機能はキーボードショートカットから起動する必要があった。しかしシステムトレイに追加されたランチャーを利用すれば、ショートカットを覚えていなくてもすぐに利用できる。
この他、「PowerToys Run」ではTabキーによる操作を改善し、検索結果だけを移動するモードと、利用可能なコンテキスト(管理者で開く、ショートカットを含むフォルダーを開くなど)も含めて移動するモードを切り替えられるようになった。
また、機能面での変更ではないが、PowerToysが利用するレジストリエントリが、マシンスコープ(HKLM)からユーザースコープ(HKCU)に移動されている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.