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東芝、ノートPCに搭載するバッテリーパック交換対象に5製品を追加:対象製品は計155機種に
東芝は、ノートPC搭載バッテリーパックの交換・回収プログラムの対象製品に計5製品を追加した。
東芝は3月1日、発煙、発火に至る可能性があるとして1月28日から実施中のバッテリーパック交換・回収プログラムに計5製品を追加した。対象製品は計155機種となる。
対象となるのは、2011年6月以降に製造したノートPC搭載バッテリーパックの一部ロットだ。今回は1月28日に公開した「交換・回収プログラムの対象バッテリーを搭載している可能性のある製品一覧」に記載漏れがあったとして新たに追加したもの。記載漏れのあった対象機種は以下の5製品。
- dynabook R742/F
- dynabook R742/G
- dynabook R742/H
- dynabook Satellite AXW/90M
- TECRA R940
Web上で公開しているソフトウェア「東芝バッテリーチェックユーティリティー」では、1月28日の発表当初から今回追加した5製品も対象製品として判定していた。同社は該当するノートPCのユーザーに対して、バッテリーパックをPC本体から取り外し、バッテリーパックの使用を直ちに中止するよう告知している。交換・回収の対象はバッテリーパックのみで、PC本体は対象外となる。不具合の原因は、パナソニック工場の製造設備内でバッテリーセル内に異物が混入したためという。
バッテリーパックが交換対象かどうかは、同社専用Webサイトで情報を公開している。PC裏面に貼られたシールから製品型番と製造番号を入力して確認する方法と、「東芝型番情報確認ユーティリティー」をダウンロードしてWindows上で確認する方法がある。また、同社ではフリーダイヤルでの問い合わせ窓口も設けている。
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