GPD Pocket 2のキーボードを“ねちっこく”使ってみた(1/4 ページ)
昨今の超小型PC人気の火付け役となった「GPD Pocket 2」の入力環境について、改めて焦点を当ててみた。
昔々、昭和の時代に流れたオーディオブランド「Technics」(現パナソニック、当時は松下電器産業、今ではブランドも復活)のCMで「ボクはー、ちっちゃいのが好きー!」と言っていたのは、体の大きな大きな小林亜星氏だった。
- 超小型PC特集
【第1回】「GPD Pocket 2」開封レビュー! 初代Pocketとの比較も
【第2回】超小型PC「GPD MicroPC」評価機開封レビュー!
【第3回】OneMix2Sシリーズ予約販売開始
【第4回】OneMixのこだわりを社長に聞く
【第5回】次期モデルOneMix3をチェック
【第6回】さくらピンクエディションフォトレビュー
【第7回】8型の超小型2in1 PC「MiniBook」がクラウドファンディング開始
【第8回】CHUWIの8型超小型PC「MiniBook」を試す
【第9回】PC界の“ワークマン”GPD MicroPCの「立って使う幸せ」を考察
【第10回】PC界の“ワークマン”GPD MicroPCの「シリアルポート」を活用する
【第11回】GPD Pocket 2のキーボードを“ねちっこく”使ってみた ※本記事
ちっちゃいPCが好きー!
そして、昭和〜平成〜令和と生きてきた“気は小さくて体でかい”私も小さなデバイスが好きだ。しかし、小さければ何でもいい、というわけではない。小さいけれど、QWERTY“物理”キーボードが付いていないデバイスは存在意義を認めない、という過激思想の持ち主だ。小さければ小さいほど、ディスプレイに表示するソフトウェアキーを“たぷたぷたぷたぷ”打って文章なんか入力できるかー! と1人思っていたりもする。
それ故に、これまで使って「これはいいハンディーデバイスだ」と思えたのは、わずかに東芝(現Dynabook)の「Libretto 50CT」(米国販売のASCII配列キーボードモデル)にHTCの「X02HT」、そしてソニーの「Xperia mini pro」ぐらいだ。タッチパネルだけのスマートフォン〜? そんなもの使い物になるかー!(これもある意味デジタルデバイドだが)とひそかにつぶやいていたりもする。
そんな、時代の動向を憂える私の目の前に、超小型PCの「GPD Pocket 2」と「GPD Micro PC」がある。どちらも中国にあるPCベンダーのShenzhen GPD Technologyが、クラウドファンディングサイト「Indiegogo」で資金を調達して実現した超小型PCだ。GPDが企画した超小型PCはクラウドファンディングで開発と生産の資金を調達しているが、どれもが好評で日本での代理店販売も行われており、PC USERでも上記のように記事を掲載済みだ。
一足先にシリアルポートを備えたGPD Micro PCを取り上げたが、今回はGPD Pocket 2について細かく見ていきたい。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「GPD Pocket 2」開封レビュー! 初代Pocketとの比較も
外も中もデキがいい。 - PC界の“ワークマン”GPD MicroPCの「シリアルポート」を活用する
人気の高い超小型PCの中でも、「GPD Micro PC」はかなり異色の存在だ。標準装備の「シリアルポート」を活用してみた。 - 超小型PC「GPD MicroPC」評価機開封レビュー! ネットワーク技術者向けデバイスの細部をチェック
- キーボードの使い勝手はどれだけ変わる? CHUWIの8型超小型PC「MiniBook」を試す
7型〜8型クラスの液晶ディスプレイを搭載した、超小型PCの選択肢が増えている。本特集ではそれらの使い勝手を細かく見ていく。お気に入りの1台を見つける一助としてほしい。 - ポケットに入る高性能なPCしか作らない 「OneMix」シリーズのこだわりを社長に聞く
超小型PC「OneMix」シリーズを手がけるOne-Netbook Technologyの幹部が、日本での本格展開を機に初来日を果たした。同社の社長と副社長に話を聞いた。