iOS/Andorid版「Winamp」が正式版リリース/Zoomに複数の脆弱性 最大深刻度は「High」:週末の「気になるニュース」一気読み!(2/3 ページ)
うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、7月7日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
Microsoftが2024年7月の月例更新プログラムを公開
米Microsoftは7月9日(現地時間)、現在サポートしているWindows 11およびWindows 10の全バージョンに対し、月例セキュリティ更新プログラムの配信を開始した。
Windows 11(23H2/22H2向け)は「KB5040442」、Windows 11 21H2向けは「KB5040431」、Windows 10(22H2/21H2向け)は「KB5040427」、Windows 10(1809向け)は「KB5040430」となる。
本更新プログラムでは、CVE番号ベースで139件の脆弱(ぜいじゃく)性に対応した。このうち、深刻度を「Critical(緊急)」と評価しているのは以下の5件だ。
- CVE-2024-38023:Microsoft SharePoint Server のリモートでコードが実行される脆弱性
- CVE-2024-38060:Windows Imaging Component Remote Code Execution Vulnerability
- CVE-2024-38074:Windows リモート デスクトップ ライセンス サービスのリモート コード実行に対する脆弱性
- CVE-2024-38077:Windows リモート デスクトップ ライセンス サービスのリモート コード実行に対する脆弱性
- CVE-2024-38076:Windows リモート デスクトップ ライセンス サービスのリモート コード実行に対する脆弱性
また、以下の2件は深刻度こそ「Important(重要)」となっているが、悪用の事実が確認されている。
- CVE-2024-38080:Windows Hyper-V の特権の昇格の脆弱性
- CVE-2024-38112:Windows MSHTML Platform Spoofing Vulnerability
既に攻撃手法が知られている脆弱性も含まれており、できるだけ早めのアップデートを心掛けたい。
Web版Word、Excel、PowerPointのファイルメニューを改善
米Microsoftは7月4日(現地時間)、Web版Word、Excel、PowerPointのファイルメニュー改善を発表した。現在、Microsoft 365 Insider向けに展開しており、8月に全てのユーザーに一般提供される予定だ。
新しいファイルメニューは、より直感的に操作できるようにすることを目的としている。大きな変更点としては以下のようなもの。
- ファイル名の変更がより効率的になるように最適化した。タイトルバーのファイル名をクリックするだけでファイル名を変更可能に
- 自動保存エクスペリエンスが刷新した。緑色のアイコンにより、全ての編集が保存されたことが視覚的に確認できる
- 重要なコマンドの検索が簡単になり、必要なものを見つけやすくなった
これらの変更に合わせ、ファイルメニューから「名前を付けて保存」が削除された。ファイルは常に自動保存される。また、PDFなど他の形式で保存したい場合は、「名前を付けて保存」ではなく、「エクスポート」を利用する。
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