東芝モバイルディスプレイは10月20日、「写真画像とほぼ同等」という498ppiの精細度を持つモバイル向け液晶ディスプレイの開発を発表した。画面サイズは6.1インチで、フルハイビジョンを超えるワイドQXGA(2560×1600ピクセル)の解像度を持つ。製品化の時期は未定だが、「早ければ2012年にも製品化したい」(同社担当者)という。
iPhoneが採用する「Retinaディスプレイ」の精細度326ppiを大きく上回る、世界最高レベルの精細度を持つ液晶ディスプレイ。「写真が500〜600dpiであると考えると、それに匹敵する精細度」(同社担当者)という。解像度では、27インチiMac(2560×1440ピクセル)を上回る。
同社が長年培ったTFTの形成技術や組み立て技術を駆使して開発。精密な映像描写により、奥行きや臨場感のある映像を表現できるとしている。
同開発品は10月26〜28日までパシフィコ横浜で開催される「FPD international 2011」の東芝モバイルディスプレイブースに展示される予定だ。
画面サイズ | 6.1型 |
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画素数 | 2560×1600ピクセル |
精細度 | 498ppi |
コントラスト比 | 1000:1 |
視野角 | 上下176度以上 左右176度以上(コントラスト比 10:1) |
色再現範囲 | 61% (NTSC比) |
表示色 | 1677万7216色 |
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