防犯システムなどを手掛けるピー・エス・ディーは、低圧太陽光発電所のケーブル盗難対策に利用できる、引き込み柱を保護する高強度保護設備「雷神タワー」の販売を開始すると発表した。
防犯システムなどを手掛けるピー・エス・ディーは2024年12月12日、低圧太陽光発電所のケーブル盗難対策に利用できる、引き込み柱を保護する高強度保護設備「雷神タワー」の販売を開始すると発表した。高強度の金網で引き込み電柱を完全に覆うことで、ケーブル盗難を物理的に防ぐという。
昨今、金属価格の高騰などを背景に、国内の太陽光発電所におけるケーブル盗難が多発している。ピー・エス・ディーが開発した雷神タワーは、こうした近年の盗難手口を研究して開発したものだという。
雷神タワーは、4.5mm厚の高強度素材を利用しており、高さは3メートル、直径764mm(ワイドタイプは955mm)、重量は130kg。天井部分も鋼板で覆うことで、引き込み電柱全体を保護できる。採用した高強度素材はワイヤーカッターなどの工具では切断できない防刃性能を持つ。
また、小窓を設置せずに内部を視認できるため、点検作業も阻害しないという。ユニック車が搬入可能な現場であれば、半日で施工可能。また、アラームやセンサーカメラの追加設置などにも対応している。施工費などを含めた参考価格は、税別28万円となっている。
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