yosshyさんの北海道〜大分県の旅行記
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2021年7月の四連休 「夏の釧路根室は霧にご用心」
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2020年初頭に始まり、2021年半ばを過ぎても未だ収束を見ない新型コロナウイルス禍。 と、この書き出しにも、もううんざりですね。 そうは言うものの、重症化のリスクを考えると絶対に感染したくないぼくら夫婦は、公共交通機関に長時間乗ることになる北海道外への旅行をず〜っと我慢し続けていますし、緊急事態宣言下となった去年と今年のゴールデンウィークは、旅行そのものを2年連続で控えました。 ここに来て、ようやく北海道の2度目の緊急事態宣言もまん延防止措置も解除されましたが、より感染力が強いというデルタ株なるものの感染者が増えてきている中、頼みの綱のワクチンをぼくら夫婦はまだ接種できていないので、東京オリンピックのために作られたこの四連休も、道外に出ることは断念します。 ですが、かと言って、この大型連休をただ黙って過ごすのは、旅行好きにとってはあまりに酷というもの。 北海道は、また感染者が増加傾向とは言うものの緊急事態宣言も出されていませんので、去年と同じように北海道内のどこか(札幌以外)に、感染リスクが断然低い自分の車で行くことにしました。それくらいはお許しくださいな。 で、今、道内のどこに行くかを考えます。 転勤族のわたくしは、北海道東部いわゆる「道東」に引っ越してきたので、その道東に住んでいる間に、釧路根室地方をすっかり回りたいと思っていたんですが、「今回がちょうどいい機会なのかも?」と、けっこう無理矢理に前向きに考えることにしました。 夏の釧路根室と言えば、霧が多いイメージがありますが、この機に釧路根室の名所やグルメを一気にほぼ総なめ一巡りする旅行を決行しました。 世界三大夕日とまで言われている有名な釧路の夕日を始め、羅臼峠の星空や、道東の海岸の景観をたっぷり堪能したいので、霧なんか出ないで、スカッと晴れてくれるといいなあと思いながら旅行を計画しましたが、一体どうなったでしょうね。 それは旅行記を読んでご確認ください。
北海道ツウ yosshyさん 男性 / 50代
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- 1日目2021年7月22日(木)
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08:00-09:00
標茶に入るとすぐに
早朝から高速、国道とひた走って標茶町に入りました。 奥さんは、鶴居村より東は初めてになりますので、全て新鮮でしょう。 標茶町の、ほとんど対向車が来ない国道を快調に走っていると、国道からすぐのところに、何やら大きな鳥の姿が。何とタンチョウです! タンチョウは冬しか見られないと思ってましたが、真夏にも見られるんですねえ。 いきなり、さすがは道東と思いました。
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09:00-10:00
標茶町には、超美味しい乳製品、特にヨーグルトが美味しいお店があるのです。 奥さんはヨーグルトが苦手なのですが、ぼくはヨーグルトも大好きなので、ここを無視するわけにはいきません。 こちらは開店時間が9時とうかがっていたので、正にその9時に行ってみると、何とやってない! 10分ほど待ちましたが、開く気配がないので、美味しいヨーグルトに後ろ髪を引かれつつ立ち去りました。 いきなり出鼻を挫かれ幸先悪いスタートに、悪い予感しかしません。
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10:00-10:00
旅行の最初に楽しみにしていた甘いものにありつけず、テンションだだ下がりの中、今回の旅行のテーマである釧路根室地方からいきなり外れて、標茶から車で小1時間ほどのところにある、オホーツク地方の清里町へ足を伸ばします。去年以来の再訪です。 そうです。去年の旅行で土砂降りの雨に阻まれて見逃した、清里町が誇る水絶景を今回こそ見るのです。 まず訪れるのは、摩周湖を裏側から見る「裏摩周」展望台。こちらは今回の旅行の直前に新しい展望台が完成したとかしないとか。 展望台の向こうは青空が広がっていますが、「青の摩周湖」が見られるでしょうか?
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10:00-10:00
展望台から見えたのは「青の摩周湖」ではなく、湖面を覆い尽くす一面の「雲海」。 湖面が全く見えない状況に、最初は「え〜? 何で〜?」と思ったものの、改めて見てみると、これが何とも言えない神秘的な光景で悪くない、というか、かなりの絶景ではないですか! 素晴らしいものが見られて感動です。
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10:00-11:00
続いての水絶景も、裏摩周展望台と同じく、去年9月の旅行で土砂降りの雨に行く手を阻まれた因縁のスポット、神と名がつくほどの澄んだ水で知られる「神の子池」。 去年は、この看板を土砂降りの雨の下、恨めしく眺めて立ち去ったんですよね。 今年は絶好の日和の下で、いよいよ神秘の池が見られます。ワクワクです。
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10:00-11:00
道道から池へと伸びる砂利道を少し進むと駐車場。 そこから歩くこと、ほんの2〜3分で、見えた〜! 壮絶なまでに澄んだ青い池。素晴らしい〜。底までクリアに見えてますねえ。 ここは、美瑛の「青い池」なんかとは違って、池の水自体は完全な無色透明。 透明な水が青く見える理由は、ネットなどでも諸説述べられているみたいですが、理屈なんてどうでもいいと思えるほどの美しさです。感激です。
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10:00-11:00
高知県には、船が空を飛んでいるように見える海があるそうですが、ここは魚が飛んでいるようにはっきりと見えます。すごいです。 ところで、こういう山中の水辺系のスポットには虻や蚊と言った迷惑系の虫さんが付きものですが、今回ぼくらは、多分万全の対策をして挑みました。 長袖の服に首周りにはタオルを巻き、虫よけスプレーを吹き付けて徹底に防備。特に効いたと思うのが「ハッカ油」。このハッカのツンとくる匂いを虫さんは大嫌い。 お陰で、虫が大の苦手な奥さんにも虫が寄り付かず、けっこうゆっくりとこの絶景を楽しんで、大満足で立ち去ることができました。ところがです…。
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10:00-11:00
元来た道を戻ると、何とそこには
神の子池の美しさを十分に楽しんで、テンション上がった状態で次の目的地へ向かおうと思った矢先、とんでもない事態が! ほんの30分ほど前、何事もなく通ってきた、池と道道をつなぐ道を引き返すと、なんと倒木が道を塞いでいました!! 救援を呼ぼうにもここは携帯の電波の圏外。これはもはや絶体絶命のピンチではありませんか。
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10:00-11:00
協力の結果
しかし奇跡は起こります。(大袈裟かな?) 神の子池から次の目的地へ行く人、これから神の子池に行きたい人が、この倒木に集まって、「とにかくこいつをどかす」の思いで一つになり力を合わせると、見事、倒木を道の脇に寄せることに成功したのです! その時、その場が大歓声に包まれたことは言うまでもありません!(お互いの距離は取りつつ) 皆さんで、お祝いとお礼を口々に言い合い、気分良くその場を立ち去りました。
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11:00-11:00
ピンチを見事に脱出してハイテンションな状態で向かったのは、清里町の水絶景のハイライト。 きっちり舗装された道路を快適に進み、駐車場に車を停めて歩くことほんの1〜2分で目の当たりにすることができるこのスポットが凄すぎる! 7〜8月なると、産卵のために川を遡上してきたサクラマスが、小さな滝を越えようとジャンプする姿が見られるという、生命の躍動を感じられるかなり感動的なスポット。それが「さくらの滝」。ここ数年、是非見てみたいと思っていた光景を、ついに見られます。 ぼくらが行くと、いきなりバンバン飛んでます! すごいぞ〜!
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11:00-11:00
3匹同時ジャンプ!(見ずらいですが) とにかく、サクラマスが間断なくものすごい勢いで滝でジャンプジャンプジャンプ! もう大興奮です。 ですが、この滝の凄さは写真では全然伝わらない。絶対、動画を見た方がいいです。 スマホで撮った動画を見ると今でも盛り上がりますもん。ここにアップできなくて本当に申し訳ないくらです。 と言うか、是非皆さんにその目で見て実感してほしい! なお、ここも水回り系スポットなので、虫さん対策を忘れずに。 さらにもう一つ、サクラマスのジャンプを見るなら、水温が上がってくる午後がお勧めとのこと。 ぼくらは旅行日程の都合上、どうしてもこの時間になっちゃいましたが、もう少し遅い時間だったらもっとすごかったんでしょうかね?
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11:00-12:00
さくらの滝を見終えた頃、清里町は気温が30度近くに上昇していました。 そしてぼくは思いました。「この暑さなら、雲海も晴れて、今度は摩周湖の湖面が見られるんじゃないか?」と。 たまたま、この後全く同じルートを通って裏摩周展望台方面へ戻るので、再び立ち寄ってみると、やっぱり雲海が晴れてました〜。 微かに霞んだ空気の中の摩周湖は、これまた幻想的な雰囲気で、息を呑む美しさ。 良いものが見られて、戻ってきて良かったです。
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12:00-12:00
この辺りらしい風景
水絶景をしっかり楽しんで清里町を後にして、やって来たのは中標津町。中標津町やその隣の別海町は、人の数より牛の数が多いと言われてます。 そして、そんな中標津町で何気なく小高い丘を見やると、そこに「牛」の字が。 らしいと言えばらしいですが、なんじゃこりゃな絵ですねえ。やや苦笑い?
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12:00-12:00
気温30度近い清里町からは脱出したものの、ここ中標津町もそこそこ暑い。 ここは、ぼく大好きな冷たいものの出番でしょう。 検索すると近くにソフトクリームの人気店があったので、すかさず直行。 ところが何と、そこには驚きの張り紙が。「昼休憩」! 何ですかそれ〜? 猛烈に暑い時間にソフトクリーム屋さんがお店を閉めるなんて、なんて商売っ気がないんでしょう。 1時半まではとても待てませんので、諦めてお昼にしましょう。 それにしても今回は、甘いものにはありつけない? それは勘弁してくださいよ〜。
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12:00-12:00
冷たいスイーツを諦めて向かったのは、この辺りでは唯一っぽいファームレストラン。清里町の水系スポットで、まあそれなりに歩いたので、もう腹ペコです。 ところが…。 何と定休日! 旅行の基本中の基本、定休日のリサーチを怠った自分も悪い。これは間違いない。 でも、このお店の方も、この日が祝日だってことを知らないんじゃないんですか? 立て続けに、なんて商売っ気のないお店ばかりなんでしょうねえ。この辺り。 まあ、ぼくらみたいに本当にたまにしか来ない旅行者ではなく、地元のお客さんを大事にしているんでしょうかね? まあしょうがない。
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12:00-13:00
お店がやっていないのは仕方がないとは言うものの、お腹が空いてしょうがないのもどうしようもない事実。 とにかく何か食べるものがあるところと言えば、結局は観光スポット。 この辺りではマストの観光地、開陽台に行くと、軽食が食べられるカフェがあったので、ようやくお昼にありつけました。頼んだのは、このカフェ唯一のご飯メニューのカレーで、出てきたのは何の変哲もない素のカレー。 しかし、これがなんかやけに美味しく感じられました。 正に「空腹は最高の調味料」なんですね〜。
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12:00-13:00
ランチで満足したら、360度のパノラマが見られるという、いかにも北海道、いかにも道東的な景色が見られるという開陽台の展望台へ。 ですが、そこから見えたのは、360度変化に乏しい、唯々だだっ広いだけ、ほぼ緑一色の眺め。 ぼくら道民って、こういう光景に慣れ過ぎてるんでしょうかね? 全然、グッと来なかったです。
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12:00-13:00
ぼくは、旅行中1日最低一回は冷たいものを食べたいんです。 この日は、朝も昼も行く店行く店がやってなくて、冷たいものに飢えてましたが、ようやくここで食べることができました。 ここのソフトはまあまあの美味しさでしたよ。
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13:00-13:00
開陽台からこの日のお宿のある羅臼へ向かう道は、この辺りの牧場から牛乳を集めて回るタンクローリーが良く通るので、ミルクロードと呼ばれています。 この道、北海道らしい、まっすぐの道が伸びていて壮観らしいのですが、この手の道は北海道の至る所にあって、ぼくら夫婦は道内旅行でかなり見てきたので、若干、見飽きているかもしれません。 で、実際見てみると、「やっぱり」でした。 去年見た斜里町の「天に続く道」によく似ていて、良い眺めだとは思うものの、感動というほどのものはありませんでしたね。 さっきの開陽台もそうですが、北海道外の方が絶景と思うところが、道民にはピンと来ない。「道民あるある」ですかね?
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14:00-14:00
さあこの後、中標津から一気に、今日のお宿のある羅臼に入りました。 ここで、北方領土が見えるという展望塔に行くつもりだったんですが、御覧のとおり前方は霧で完全に霞んでます。 数百m先が霞んでいる状況で、10km以上先の島など見えるはずもありませんから、断念します。 近くて遠い北方領土かな。
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14:00-15:00
知床半島を車で行けるとこまで
という訳で、展望塔からの北方領土の眺めは断念。 そのせいで時間がたっぷり余ってしまいましたので、全く予定になかったのですが、知床半島を車で行けるところまで走ってみることに。 行きつくところまで行くと、その先は手つかずの自然が残る世界遺産知床。 「ここから先に行くなら自己責任で」と書かれた看板を見て、物見遊山な観光客のぼくらが入っていい領域ではないと思いました。という訳で引き返しましょう。
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14:00-15:00
セセキの滝がありました
なお、途中の道路っぷちに、そこそこの落差のある滝があって、なかなか涼しげな音を立てていましたが、滝のすぐ近くに張られた鉄線が趣を思いっきり下げてます。残念です。
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14:00-15:00
北海道の田舎のお約束
そして現れました、北海道の田舎道の定番。半野生の人慣れ狐です。 それにしても狐って、けっこう怖い顔してますよね。ぼくは怖いです。 可愛くない上に、恐ろしい寄生虫をお腹に宿している場合がありますので、十分に注意しましょう。
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16:00-17:00
知床サライ
ここでお宿にチェックイン。 旅行初日の羅臼のお宿は、漁師町の羅臼にあっては、多分けっこう異色な感じの新しくてハイセンスっぽいこちらのホテルをチョイスしましたが、普通のホテルになら必ず置いてあるアメニティ類がけっこう無い割りに、けっこういいお値段がしましたので、割高感が強かったです。
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17:00-18:00
羅臼の端っこまで行って来たら最後に晩ご飯。道の駅の人気食堂でいただきます。 ここは、黒ハモのどんぶりが有名らしいのですが、ぼくは蒲焼系が苦手なので、シンプルに生のサーモン丼をいただくことに。 そして、このサーモンがきっちりよかったです。まず、観光地のこの手のどんぶりにありがちな「値段が高くて量は少ない」ではなく、食べ応えバッチリの量。それでいて、観光地価格までは行かないお手頃なお値段。そして、新鮮でバッチリ美味しい。 札幌の近くのどこかの観光都市で食べたサーモン丼とは雲泥の差でしたね。ここは当たり。
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18:00-23:00
知床サライ
本当言いますと、晩ご飯を食べた後、知床峠まで登って星空を見ようと思っていたんですが、星なんて見えるはずもないくらいの霧が重くかかっていたので、この計画も断念して、早めに休むことにしました。 日中の好天からは予想もできない天候の急変。あまりに残念ですが、初日、400km以上も運転しましたんで、休息も必要ということです。
- 2日目2021年7月23日(金)
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00:00-08:00
知床サライ
簡素なサービスのホテルの簡素な朝食をいただいて、余裕をもって出発します。 ちなみに、朝食は最初から全く期待してませんでしたが、想定通りの簡素さでした。 なお、今回、羅臼に宿をとったのは、ぼくが朝からクジラウォッチを楽しもうと思ったからなのですが、奥さんにその計画を持ち掛けると、「小さい船は怖いから」といきなりのダメ出しをくらい断念することになったんです。 これは、ちょっと残念だったんですよね〜。奥さんだって、クジラが見られたら絶対楽しいはずなのに…。
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09:00-10:00
クジラウォッチを奥さんに拒否されて、ちょっとやけくそで予定に入れたのが、こちら標津町のサケの科学館。 全然期待してなかったんですが、ここが(ぼくにとっては)予想外の楽しいところでした。 ここは、魚の中でもサケに特化した展示の水族館なんですが、主役のはずのサケの水槽は至って普通。ただ、何種類かのサケが普通に泳いでいるだけで、展示に何の工夫もありません。 まあこんなもんだろうなあと思って館内を順繰りに見て回っていたんですが、最後にたどり着いたチョウザメの水槽が最高でした。
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何が最高って、「チョウザメの甘噛み」体験ができるんです。 係員さんがお手本を見せてくれたので、それを真似して、恐る恐る人差し指一本を立てて水槽に手を持って行くと、「パクリ」と噛まれたんですが、全然痛くありません。 チョウザメって歯がないんですねえ。 これで調子に乗ったぼくは、「王様」と呼ばれているこの水槽で一番デカいチョウザメに指4本差し出すと、王様がこれを「ガブリ」!(写真) これはけっこう興奮ですよ。超楽しかったです。 この「チョウザメの甘噛み」体験は、そういうのが苦手でない方は是非やっていただきたいですね。 ここ穴場です。
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10:00-11:00
サーモン科学館の想定外の楽しさに気をよくして、次の目的地に向かいます。向かうは、オホーツク海に細く伸びた、砂で出来ているという不思議な地形の野付半島。 実際に車で走ってみると両側に海が見えて何とも奇妙な感じがしました。 半島の先端にあるトドマツの立ち枯れた姿が何とも言えない寂寥感漂うという「トドワラ」を見てみようかな?と思ったんですが、駐車場から30分くらい歩くとのことで奥さんがギブアップ。 そこそこ暑い中、それだけ歩いてまでのものなのか?と言われると、ぼくもどうかな?と思ってしまい、奥さんの意見に負けて引き返しました。 戻りながらトドワラと同じような「ナラワラ」というのが道路脇からそこそこ見えて、それなりに雰囲気があるなあと思いました。 あ、ナラワラには鹿さんもたくさんいましたよ。(写真)
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11:00-12:00
交通整理の警官の先には
クジラウォッチで船にも乗らず、トドワラを歩くこともなかったので、日程にやや余裕があるとは言え、早めにお昼を食べに中標津町中心部に向かおうとしていたところ、交通整理をする警察官さんと、さらにその先に不自然な感じで止まっているトラックが見えました。そして、車の流れがピタッと止まる。 そうです。事故ですねえ。初日に続いてまたも足止めですよ。 ただ、これはもう自力ではどうしようもないので、トラックが動くまでひたすら待つしか無かったです。 多分、待つこと30分くらいで車がどかされ、道路がようやく開放。しかし、今回の旅行、ツキがないのかなあ?
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12:00-13:00
本当に、全く予期せぬアクシデントで足止めを食いましたが、ぶうたれても仕方ないので、予定どおりお昼を食べに中標津中心部へ。 ただ気がかりだったのが、これから行くお店が、某有名グルメガイドブックにも載っているうどんの有名店だということ。 連休中、この手をお店は絶対混みますから、早めに行こうと思っていたのに、とんだ足止めで後れを取ったので、大混雑に巻き込まれる予感です。 そして、予想は当然的中。すっかり順番待ちの列ができてました。 でも、狙いを定めてきたお店ですから、この程度のことであきらめるわけにはいきませんので、暑い中並びましたよ。
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12:00-13:00
お店の前でけっこう並び、車の足止めと合わせると1時間は優に待ちましたが、ようやく待望の名店のうどんが味わえます。 ぼくはうどん屋さんではほぼ必ず冷たいうどんを食べるのですが、今回だけは、いろんな本などで取り上げられている温かいメニューの「カルボナーラうどん」を頼みました。 このうどん、味の評価の高さもさることながら、何せビジュアルが凄いんです。出てきたうどんに店員さんがいきなりチーズをこれでもかと削って乗せてくれて、本当に「見た目」は素敵でした。 そのきれいなうどんの見た目を少し楽しんでいよいよ実食です。 が、一口食べて「ん?」、二口食べて「んん?」。味がない? 正確には味がかなり薄いです。期待したようなチーズの濃厚さや出汁の深い味わいというものが全然感じられず、何か調味料を一つ入れ忘れたんじゃないかな?と思ったほどの味で、正直、美味しいとは思えませんでした。 さらに「ちょっとこれは何?」と思ったのが鶏天。 これが、硬くてパサパサだわ、味が無いわの残念な代物で、「ここ本当に名店なのかな?」と思わずにはいられませんでした。 期待度が高かった上に、暑い中、けっこう並んで待ったのにこの味では、ガッカリ感が半端なかったです。
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13:00-13:00
残念なお昼の後に口直しです。 今日も今日とて、恒例の冷たいものをいただきましょう。 なにしろ、北海道は美味しいアイスのお店の宝庫ですからね。 こちらは道東ではかなり有名なジェラートのお店ですので、ぼくもジェラートをいただきました。 チョイスしたのは、北海道ミルクとメープルヨーグルトのダブル。しかし、これがビジュアル的には大失敗。二つの味なのに見た目がほぼ同じ…。 まあでも大事なのはお味ですが、これがメープルヨーグルトの方は、ほとんどメープルもヨーグルトも感じられず、やや残念な味でしたが、ミルクの方は正に「ミルクそのもの」。ミルク感が超濃厚でクリーミーで美味しかったです。 総合すると、まずまず満足のお店でしたよ。
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13:00-14:00
中標津でお昼と冷たいものを食べた後は、ついに本日のお宿のある北海道最東端の根室市に入ります。 最初に見えてくるのは広大な汽水湖の風蓮湖です。 道の駅に車を停めて湖を眺めると、遠くにまたあの鳥が。タンチョウです。 しかも、目を凝らしてみてほしいんですが、左にいるのはまだ子どもです。 かなり遠めにとは言え、子育て中のタンチョウが見られてちょっと感動です。
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15:00-15:00
風蓮湖のタンチョウの親子にお別れして、根室市の中心部へ。 そこには、古のサイロが立ち並ぶ牧歌的な公園があって、これがなかなかの景観なんだとか。いろんな絶景本にも出てますから、絶景好きなぼくとしては見逃せないです。 で、行ってみると、なるほどなあと思う眺め。サイロの立ち姿がなかなか素敵です。 惜しいことに、3基のサイロのうち1基が補修中で覆いがかかっていて、絶景本に出ていた3基揃った姿は見られませんでしたが、でもいいもんです。 それと、サイロの周りを市内の高校生が走り回っていて、彼らの素朴な感じに、けっこう昔のようなノスタルジーを感じちゃいました。
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15:00-16:00
ぼくら夫婦は、けっこう長らく函館に住んでいましたが、その函館の生みの親的存在として知られるのが、豪商、高田屋嘉兵衛さんで、函館山のふもとにはデカい銅像がドカンと建ってます。 そんな高田屋嘉兵衛さんですが、なんとこの根室市内の神社にも銅像があるらしいので、どういう因縁なのか見てみようと思いました。 行ってみると、ご社殿も雰囲気のあるかなり立派なものでしたねえ。
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15:00-16:00
そして、ご社殿の奥にいました。高田屋嘉兵衛さん。 神社の境内を見下ろす感じで立っていて、けっこう偉そうですが、それもそのはず、この根室も高田屋嘉兵衛が開いた街だったんですねえ。(石碑に書いてありました) かなり金に汚かったという評価もあるみたいですが、凄い人だったことは間違いないですねえ。
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15:00-16:00
それと、神社の境内に「風鈴小道」というのが作られていて、風に合わせて涼しげな音色を境内に響かせていました。 この日の根室はそれなりに暑かったので、この風鈴の音と、その風鈴を揺らす爽やかな風がなんかとても良かったです。
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16:00-17:00
根室市内を軽く見て回ったら今日のお宿にチェックイン。 本日は、根室のお宿の中では、まあまあよさげなホテルに一泊です。 ちょっと苦手な和室ではありましたが、トイレとお風呂が完全に分かれていて、ゆったりとお風呂に入れるのがいいです。
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17:00-18:00
この日の夕食は根室市内で洋食をいただきます。 その根室で食べるべきメニューと言えば、ご当地グルメ「エスカロップ」でしょう。 道民以外で、どれほどの方がこのメニューを知っておいででしょうか? このエスカロップ、ぼくは「発祥の店の味を受け継ぐ店」を選ぶか、各グルメサイトで「断トツの高評価のお店」を選ぶか、さてどっちかで散々迷いました。 で、最終的には「断トツに高評価のお店」を選びました。だって、確実に美味しい方のお店で食べたいですもん。 断トツ人気のお店「どりあん」さんに行ってみると、外観はお洒落で内装はかなりレトロ。いい感じです。 そして、写真のこれがお目当てのエスカロップ。 正直、これまで食べたご当地グルメはやや首をかしげたくなる味が多かったので、これもどうかな?と思ってましたが、これは違いました。美味いです。 まず、薄めのカツの上にかかったソースが絶妙に美味い。 下のカツは薄くて食べ応えは無いですが、さらにその下のバターライスがこれまた絶妙な味で、ソースの味と合うんですねえ。非常に全体としてのバランスがいいです。 ひょっとするとこのお店の味が特別で、根室の中でも飛び抜けて美味しいのかもしれませんが、エスカロップはいいものですよ。お勧めします。
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18:00-19:00
根室の港
晩ご飯に満足した後、少しだけ根室の港を見に行きました。 根室の港は、漁の季節ではないからなのか、たくさんの漁船が陸揚げされていて、活気が感じられず、何というかうら悲しい雰囲気が漂ってました。 曇ってしまって夕日も見えないし、寂しいですねえ。
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19:00-23:00
2日目も移動距離がかなりなものなので、きっちり休みましょう。 それにしても、この2日間、日中はかなりの晴天に恵まれるのに、夕方になると急に曇ってきて、おまけに霧までかかるので、道東の美しい夕日や星空を全く見ることができていません。 こんな感じで明日の夕方も曇ったら、一番のお目当ての釧路の夕日が見られないじゃないですか。 そんなことを思い、少しヤな感じで眠りにつきました。
- 3日目2021年7月24日(土)
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00:00-08:00
今日も朝食をゆっくりいただいて出発です。 ビュッフェスタイルの朝食は、品数はそこそこで、味もいたって普通。なんとなくな海鮮丼も至ってまあまあなレベルでした。 ところでこのホテルですが、建物も古かったものの、掃除はしっかりされてたと思いますし、ホテルの方々がみんな親切でしたし、とにかく静かでしたし、お部屋のお風呂も広くてゆっくりできましたし、けっこういいホテルだと思います。
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09:00-10:00
根室に来たら、本土最東端の納沙布岬は、絶対外せないスポットなので、朝一で訪問しました。 普通の天気ならば、北方領土の歯舞群島がかなり間近に見えるはずなんですね。 なお、はぼまいと読みます。 ですが、岬に近づくにつれ天気が悪くなってきて、もう最初からけっこう諦めてましたね。で、やっぱり海の向こうは霞んで何も見えません。 この日は、バスツアーのガイドさんとおぼしき方が、「これほど何も見えないのは珍しいよ」と宣うほどの視界の悪さだったらしいです。 まあそれでも、本土最東端まで行ったことは事実なので良しとしますか? 話は少しそれますが、それにしても観光スポットに行くと、けっこうへんてこな方に出くわします。 ここでは、皆さんが写真を撮ったりしたい岬の碑の前(この写真の場所です)で、いきなりBGMを流して、それに合わせて笛を吹き出し、それを動画に撮っているという、本当に迷惑な輩が現れました。ここはおまえだけの場所じゃ無いぞと、言いたかったですが、その手の手合いに真剣に向き合うのは時間の無駄なので、先を急ぎましたよ。
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10:00-10:00
東根室駅
旅行計画を立てるとき、ネットで根室市内の地図を見ていると、東根室駅というのを見つけて、これが日本で一番東の鉄道駅だとわかりました。 そして、ふと、以前長崎を旅行したとき、国内で一番西にある鉄道駅に行ったのを思い出し、一番東も行こうかな?と思いました。 実際行った駅には特に変わった物は一切無く、ただ日本で一番東の駅だと書いた碑があるだけ。 でも、これで東西の端の駅を押さえて、けっこう嬉しかったです。
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10:00-10:00
納沙布岬の次に向かったのは、同じく根室市にある、車輪のように見える大きな丸い不思議な石の塊。 現地に行くと、ここもすごい霧でしたが、車石はわりとよく見えました。 本当に車輪のようになっていて、どういう過程を経てこういう形になったか不思議ですねえ。けっこう面白いです。
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10:00-11:00
車石のすぐ近くにあるこのお店。 道東の知る人ぞ知る的なディープなお店を紹介する本に載っていて、気になって仕方がなかったのが、このお店の「ホームラン焼き」。この機会に行って買って食べてみます。 実際に食べてみたホームラン焼きですが、意外や意外、けっこう美味しい。 衣の部分がモチモチッとしていていい食感ですし、中の餡が熱々で割と甘さ控えめで、衣の美味しさを殺さないんですねえ。 この手のB級グルメにしては、きっちり美味しくて嬉しい誤算でしたね。
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12:00-12:00
根室を離れてやって来たのは浜中町霧多布。もうお昼ですのでランチにします。 霧多布でも某有名グルメガイドブックに掲載されているお店に狙いを定めてました。 雑誌北海道じゃらんでも、海鮮丼が美味いお店として紹介されていましたので、期待感高めでチョイスしましたが、昨日行った、同じガイドブック掲載店は、率直に残念々な味だったので、ここは大丈夫か?とけっこう疑心暗鬼。 ですが、結論から言うと、ここはめちゃくちゃ美味しかったです。 ぼくは、店主さんおすすめのネタの「特撰握り」を頼んだんですが、数の子、いくらの魚卵系も、エビ、ホタテ、ツブも、白身もしめ鯖もすべてが本当に美味しかった。 奥さんも海鮮丼がネタ全部美味しかったと大満足。 それと、ここもやっぱり人気店で20分ほど待ちましたが、それもこれも、席を間引きした上に、食後の消毒後、次のお客さんを入れるまで時間を開けるという徹底したコロナ対策のためだったので、全然苦になりませんでした。 ほぼ全てが完璧で最高のお店でした。大満足。
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13:00-13:00
美味しいお寿司を食べて、霧多布から厚岸(あっけし)にかけての海岸沿いを進むルートを走り、眺めがいいと言われる展望台に来ましたが、見えた景色がこれです。霧だけです。今日は朝からこんな眺めばっかり。 これはこれで凄い光景と言えなくもありませんがね…。 この霧はすぐには晴れるはずがありませんので、速やかに退散しました。 まあ、運転してて、こうなるだろうことはわかってましたのであきらめも早かったですね。
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14:00-14:00
霧で何んにも見えない海岸沿いの観光を諦めて、厚岸町の市街地へ。 ここには、本堂が国の重要文化財に指定されている立派なお寺があります。 北海道には重要文化財の神社仏閣建築が少ないので、貴重な存在なんです。 行ってみると、噂に違わぬ重厚な作りの渋いご本堂で、素晴らしい佇まい。 玄関の軒下の彫刻も北海道の社寺ではあまり見ない精巧な細工で、しばし見入ってしまいましたよ。 歴史の浅い北海道においては、特筆すべき建物だと思いました。
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14:00-14:00
さあ、ここらで1日最低一回は入れる恒例の冷たいものタイム。 こちらも厚岸町の有名な牧場さんが営むお店で、美味しいソフトクリームを期待。 さすがに人気店で、ひっきりなしに車が入ってきますが、見かけるのは釧路ナンバーの車ばかりで、地元の方に愛されているお店だとわかります。 で、地元の方が愛するソフトを味わってみると、うん納得。 際だった特徴はないものの、ミルク感がしっかりとした、基本に忠実な美味しいソフトで、地元の人がリピートするのも納得です。いいお店でした。
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14:00-15:00
頭隠して
最初に断っておきますが、これは草むらにぬいぐるみを置いたわけではありません。 ここまで来て、けっこう時間に余裕があったので、当初の予定になかった湿原の景色がなかなか美しいというコッタロ展望台に足を伸ばすことにして、田舎の対向車がほとんど来ない道道を走っていましたら、道路を横切る茶色い小さな影が。 危ないなあと思い、影が入っていった草藪に目をやると、こんな姿が見られました。 正に「頭隠して尻隠さず」。この尻尾の毛並みの良さ、この状況が飲み込めていない間抜けさから見て、子狐君ですねえ。 ほっこりして近づいてみたくなりますが、何度も言うとおり狐は危ないので、ちょっかいをかけてはいけません。
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14:00-15:00
子狐に別れを告げて、目的の展望台に向かう道に入っていくと、ドカンとこの看板。 なんと展望台へ続く道が通行止め! 今回の旅行は何かと行く手を阻まれて、ここではついに目的地へ行けないことになっちゃいました。 無理矢理通り抜けることもできそうもないので、素直に引き返しましたよ。残念。
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14:00-15:00
コッタロ展望台を諦めて、ちょっと見に行ったのがこちらの湖。 ですが、正直、全然綺麗なところではなくて、湖というより淀んだ沼でしたね。
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16:00-18:00
今回の旅行の最後のお宿にチェックイン。 そのうち一回泊まってみたいと思っていた、釧路川沿いにあるちょっとお高いこちらのホテルです。 ところで、チェックインしてけっこう上の階の部屋に入ると、窓の外から何やらデカい音が聞こえてきます。 何とこの日、このホテル近くで「霧フェス」なるイベントが開かれていて、けっこうな人が集まっていたみたいで、このホテルにその音がけっこうダイレクトに聞こえてきてたんです。 地元の人たちにとっては、楽しい集まりなのだということは理解しますが、ホテルで静かに過ごせないのは困りものですし、何より感染大丈夫か心配になりました。
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18:00-19:00
釧路での晩ご飯は、断然釧路ラーメン。 ホテルから徒歩数分の所に、またまた例の某有名グルメガイドブックに載っている、釧路ラーメンの最高峰的な扱いをされている名店があったのですから、これは行かずにはおけませんねえ。 ノーマルに醤油チャーシュー麺をいただきましたが、またも「ん?」 スープの味がうっすい! またも、何か一つ入れ忘れたんじゃないの?と思う味の薄さです。 麺も、ぼくらが好む中太縮れ麺ではなく、細くてややふにゃっとしてて、食べ応えに乏しい残念な代物でした。 釧路ラーメンの名店と期待していただけに、残念感が半端ないです。
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19:00-19:00
世界三大夕日に挙げられている釧路の夕日。今回の旅行の一番のお目当てです。 その釧路の夕日が最も美しく見られるとされているのが、ここ幣舞橋。 一方で、霧の街と言われる釧路。7月は特に霧が多い時期ですが、夕日は見られるんでしょうか? と、けっこうもったいぶって書きましたが、最初から分かってました。写真を見てのとおりです。完全に曇って何も見えません。 釧路の夕日、撃沈です。
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19:00-20:00
ところがですね、あ〜あと思いながら橋の周りをぶらぶらしていると、街灯だけでなく、幣舞橋自体がライトアップされて、時が経つにつ入れて、辺りは一気に幻想的な雰囲気に。
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20:00-20:00
橋の上に出てみると、釧路川の横に立つ商業施設のMOOが美しくライトアップされていて、これが川面に映し出されて見事。 さらに電飾を施した観光船も現れて、これが釧路川をゆっくりと動くと、素晴らしいの一言です。 この日は風がなく、川面にほとんど波が立っていなかったのも好条件だったみたいですねえ。 橋の上も、やや霧にかすんだ街灯と、ライトアップされて妖しく浮かび上がった少女の像が、何とも言えない雰囲気を醸し出してましたし、これはいいものが見られましたねえ。
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20:00-23:00
夕食の釧路ラーメンは美味しくなかったですし、一番楽しみにしていた夕日は全く見られなかったしで、散々な釧路の夜になると思ったものの、夜の幣舞橋の想像以上の美しさにかなり感動して、最終的には気分良くホテルに戻ってきました。 ホテルに戻ってしばらくすると、9時半くらいになってようやく「霧フェス」の大音響が収まって、落ち着いて休める状態になり一安心。あとは、休むだけです。 それにしてもすごい霧だ。
- 4日目2021年7月25日(日)
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00:00-09:00
旅行最終日はあまり無理をせず予定を緩くしてあるので、普段の旅行だったら考えられないくらい遅い時間に朝食をとって、あり得ないくらい遅い時間にチェックアウトしました。 なお朝食は、ドーミーインチェーンさんなので、けっこう期待しましたが、品数も味も普通レベルで、ちょっと拍子抜けでしたね。自分で作る海鮮丼もネタが少なかったですし。
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10:00-10:00
旅行最終日は予定が緩いです。 まずは、昨晩、ライトアップされた姿が川面に映って、言葉にならないほど美しかったMOOの内部に入ってみます。 が、立ち寄るだけの価値はなかったです。 1階ではお土産や海産物を売っているのですが、あんまり活気がなくて寂しいところでしたし、2階より上に至っては、観光客が行ってもどうしようもない市民サービスのスペースしかありません。 ここは、中に入るより、夜に美しくライトアップされた姿を眺めるべきスポットでしたね。
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10:00-11:00
MOOがあまりに見るところがなくて、15分くらいで出てきてしまったので、時間をつぶす必要が生じました。 で行ったのが、前の日、幣舞橋を見た後に夜景を見に行こうと思っていたものの、濃い霧で夜景なんて見えっこないと思って行くのを止めたこちらの公園。 行くと、灯台の形をした展望台があって、そこから市街地を眺めると、それなりの景色が広がってました。 ここからなら、天気が良ければそこそこの夜景が見られるなあと思いましたので、昨日の霧が恨めしかったです。
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11:00-11:00
最後の最後、釧路でも冷たいものをいただきますよ。 しっかり、1日一回の冷たいものです。(別に義務ではない) それにしてもここのジェラートは溶けるのが早すぎる! この日は、釧路としてはけっこう暑いんだと思われますが、それでも25度程度の気温で、車まで戻る間にドロドロと溶けだしました。 正直、ゆっくり味わって食べられませんでしたが、チョコレートはチョコの味わいが濃かったことを微かに覚えてます。ピスタチオの方は全然覚えてないということは、ピスタチオ特有の風味が弱かったと思われます。 いずれも、もはや数日経ってからの想像です。
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12:00-14:00
釧路で立ち寄りたいところを巡り終えて、最後にゆったり余裕を持ってランチです。 今回の旅行の最後のランチも、やっぱり某有名グルメガイドブックに掲載されている、羊料理が自慢のお店で、釧路の隣町の白糠町の奥の方にあります。 今回の旅行、このガイドに載っているお店は当たり外れが激しかったので、ここはどっちなのか、期待と不安が交差します。 この大きな看板が目印ですね。行きましょう。
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12:00-14:00
で、そのお店、まず雰囲気がのどかでいい感じ。 庭先に鳥の給餌台があって、雀がしきりにやって来ては餌を啄ばんでました。 そして肝心のお料理ですが、これが素晴らしかったです。 最初のスープから美味しさ全開。ジャガイモの冷製スープはおイモの甘みが絶妙。 店主さんが釣って来たというサクラマスのスモークには、シャキシャキ歯応えのお野菜が添えられていて、どちらも相当な美味しさ。 パスタも茹で具合がぼくの好みとぴったり合っていて、いけました。 そしてそして、メインの羊料理。子羊のモモ肉のローストとのことですが、これが柔らかくて、臭みも全くなくて、もう抜群です。 デザートの羊のミルクのカタラーナの濃厚な味わいまで、すべて素晴らしかったですねえ。 旅行を最高の形で締めくくることができて、大満足でした。
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14:00-14:00
ここで、最後にアクシデント
美味しい羊料理に大満足してお店を後にすると、目の前で羊たちがのんびり草を食んでました。 「ここの羊を美味しく食べたんだなあ」と思い、写真を撮ろうと運転席のウインドウを開けると「バキン!」と嫌な音が…。 嫌な予感を抱いてウインドウを閉めてみると、いくらレバーを操作しても「ウイーン」と音がするだけで、ウインドウはうんともすんとも言わなくなりました。 旅行のラストにとんでもないアクシデントに見舞われ、それが、先ほど美味しく食べた羊の仲間だろうと思われる彼らの前で起きたことに、やや背筋に寒いものを感じて、羊たちの前を立ち去りました。まあ、関係ないと思いますけどね。
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無事に自宅へ
ウインドウの閉まらなくなった状態で車を走らせて、何とか無事に自宅に帰着。雨が降らなくて本当に良かったです。 今回の走行距離は、何と1,050km。我ながらよく頑張って運転しものです。それにしても北海道の広さ、街と街との距離の長さには、道民ながらに呆れました。苦笑です。 それと重要なポイント。今回の旅行が原因で感染してしまったら、道内旅行で我慢した意味が全くなくなってしまいますので、とにかく気をつけました。 密になりそうな屋内施設には、人が少ない朝一か夕方遅くに行くように綿密に計画し、それ以外は開放的な野外のスポットを多めにチョイス。 一番感染のリスクが高い飲食の場面も、対策がしっかりしてそうなお店を優先して選びました。グルメの有名ガイドブック掲載店を多くチョイスしたのも、そういう有名店の方が感染対策もせざるを得ないだろうと踏んだからで、味に当り外れはありましたが、感染対策の点ではぼくの読みは当たっていたと思います。 また、最後のアクシデントで思わぬ出費を食らいましたが、早晩、起こったであろうことで、旅行の最終盤だったのが不幸中の幸いでした。 釧路「自慢(?)」の霧と曇天に阻まれて、お目当ての夕日を見ることはかないませんでしたが、清里町の水絶景や幣舞橋の夜景に感動したし、グルメもそれなりに満喫できて満足のいく旅行になりましたよ。
2021年7月の四連休 「夏の釧路根室は霧にご用心」
1日目の旅ルート
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