株式会社カンダ

JAPAN MALL有料オプションをきっかけに海外からの引き合いが増加、海外で売れる!という自信を獲得

企業紹介
金物等のものづくりの町として名高い新潟県の燕三条。西側の燕市で1965年に創業してから約59年、業務用調理器具及び厨房機器の総合商社として、プロ向けの商品を中心に、日本国内のみならず、中国や米国を中心にグローバルに商品を展開する。商社ではありつつもオリジナル商品の開発にも力を入れており、調理用トング「CHEF TONG(JAPAN MALL有料オプション申込商品)」もその1つ。燕三条トレードショー等の国内展示会のみならず、海外イベントに参加するなど、海外向けビジネスにも積極的に取り組まれている。


オリジナル商品にかける想いとチャレンジ精神が有料オプション参加のきっかけに

包丁や鍋などの調理道具を幅広く取り揃える一方で、自社オリジナルブランドの開発にも力を入れています。その中でご縁あって、米国のMTC Kitchen(New York Mutual Trading)社との取引が始まり、自社ブランドの調理用トング「CHEF TONG」を輸出しておりました。取引をさせていただく中で、JAPAN MALL有料オプションのお話をいただきましたが、社内でお金を使った広告を実施する、さらにはSNSによる広告を行うという感覚は当時、社内にはありませんでした。しかしながら、本当に海外で売れる商品が何なのか模索していたことや、あまり経験のない広告手法の反応を見たかったこと、特に力を入れている自社オリジナルブランドが対象であったことから、約3万円(※)で実施できるならスモールスタートとしてやってみようということになりました。
※中堅・中小企業様はジェトロが参加費用の2/3を割引補填するため、約9万円の有料オプションに約3万円のご負担でご参加いただけます。

MTC Kitchen社のニュースレター(一部)およびバナー広告の様子

SNS広告の動画がきっかけとなり、海外からの引き合いが増加

JAPAN MALL有料オプションとして、MTC Kitchen社のお客様向けのニュースレターの配信のほか、FacebookやInstagramなどのSNSでの動画広告の配信をしていただきました。特に動画では、ニューヨークでミシュラン2つ星のシェフとのコラボ動画も制作いただいた他、投稿が欧州関係者のアカウントにタグ付けされていたことから、「CHEF TONG」が多くの人の目に触れ、予想以上の反響がありました。EC販売のみならず、動画を見て関心を持った方がNew Yorkの実店舗に買いに来られるなどのオフライン販売も伸びた結果、MTC Kitchen社からの追加受注のみならず、その他の米国や欧州のバイヤーや関心を持った消費者からの引き合いをいただくようになりました。

MTC Kitchen社によるInstagram広告の様子

海外に売り出していけるという自信と共に展示会向けに新たな販促物も制作

JAPAN MALL有料オプションのプロモーションにより、海外でも調理用トングが売れるという自信を得ることができたことも大きかったです。この結果を受けて、改めて「CHEF TONG」のプロモーションに力を入れていこうということになり、燕三条トレードショウ(2024年9月26日~27日開催)への出展に向けて、「CHEF TONG」や「CHEF TWEEZERS(骨抜)」などを含む「CHEF SERIES」の展示会用フラッグも制作しました。今後もこのフラッグ等を活用しながら国内外向けに販売を拡大していきたいと考えています。

CHEF SERIESの展示会用フラッグを持つ海外事業部の
二宮さん(右)と神田さん(左)

ジェトロ担当者からの一言コメント

自社として前例のあまり無い有料のプロモーションに対して、どうせならやってみよう!と社内でご調整され、その結果を次のアクションに活かしていただいているということに感激いたしました。JAPAN MALL有料オプションへのご参加もきっかけの1つとなって、バイヤー様からの継続調達に繋がり、今年度もJAPAN MALL有料オプションにご参加いただいております。新たな挑戦のステップとしてさらにご活用いただけるようJAPAN MALLのレベルアップに尽力してまいります。

ご利用いただいたジェトロのサービス

株式会社カンダ

新潟県燕市
https://www.kankuma.co.jp/外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます
代表者:神田 智昭
設立年:1965年(昭和40年)
事業内容:業務用厨房用品製造卸販売(ホテル・レストラン・食堂等用品)

2024年12月

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