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公開日:2023年02月27日

消費者調査データ No.382
RTD(2023年2月版)
「ほろよい」「氷結」、熾烈なトップ争いの結果は?



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 2021年のRTD(Ready to Drink:そのまますぐ飲める缶入りのチューハイやハイボールなどのアルコール飲料)市場は、前年比7%増の万2億7,451万ケースと14年連続で拡大を続けている(サントリー発表)。

 今回は、当社が任意に選んだRTD24ブランドについて、「知っている(認知)」「3ヶ月以内に店頭などで見た(店頭接触)」「買って飲んだことがある(購入経験)」「最近3ヶ月以内に買って飲んだ(3ヶ月以内購入)」、さらに「今後(も)飲みたい(今後意向)」と「購入経験者における今後の購入意向(再購入意向)」という6項目について、インターネットモニターに対して行った調査結果をランキング形式でお届けする。

 今回の調査では、「キリン 氷結(以下、氷結)」と「ほろよい(サントリー)」が熾烈な首位争いを繰り広げた。「氷結」は、認知、店頭接触、購入経験で首位を獲得した。一方の「ほろよい」は、3ヶ月以内購入、今後の購入意向で首位だ。しかし、両者の差は、店頭接触で2.6ポイント、購入経験で1.8ポイント、3ヶ月以内購入では0.3ポイント、購入意向では0.8ポイントと、きわめて僅差だ。前回(2022年2月版)調査では「氷結」が再購入意向以外の項目で「ほろよい」を抑えており、今回両者の競争はさらに激しさを増している。

 上位2ブランドを追うのは、「贅沢搾り(アサヒビール)」や「檸檬堂(日本コカ・コーラ)」だ。店頭接触や購入経験では「氷結」や「ほろよい」に5ポイント以上の差をつけられているが、3ヶ月以内購入ではその差は2.4ポイント、購入意向でも2.7ポイントに縮めている。特に「贅沢搾り」は再購入意向で首位となっており、今後の伸びが期待されるブランドだ。

 そのほかの再購入意向の上位ブランドは、2位に「ほろよい」、3位に同率で「サントリーこだわり酒場のレモンサワー(サントリー)」と「トップバリュのチューハイ/ハイボール(イオン)」、5位に「檸檬堂」という結果で、「氷結」は8位に終わった。

 RTDは、伸び悩むアルコール飲料の中で、拡大を続ける数少ないカテゴリーのひとつだ。特に最大ボリュームであるレモン系RTD(レモンサワー)は対前年比117%と、伸びが加速している(サントリー発表)。メーカー各社は、レモンサワーだけでなくハードセルツァーなど新しいカテゴリー開拓による若者層の獲得とより一層の成長を目指している。2020年以降のRTD市場の急激な拡大は、コロナ禍による「家飲み」需要が追い風となってきた。行動制限が緩和され、ふたたび飲食店に顧客が戻り始めた今、激化する競争の行方が注目される。


注目ランキング
  • 3ヶ月以内購入
    1. ほろよい(サントリー)   12.8%
    2. キリン 氷結(キリン)    12.5%
    3. 贅沢搾り(アサヒビール)  10.1%
  • 再購入意向
    1. 贅沢搾り(アサヒビール)               68.4%
    2. ほろよい(サントリー)                64.3%
    3. サントリーこだわり酒場のレモンサワー(サントリー)  63.6%

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詳細データのダウンロード

クロス集計表 サンプルイメージ
消費者調査データ クロス集計表 サンプルイメージ

調査概要

提示24ブランド

  • 贅沢搾り(アサヒビール)
  • アサヒ ザ・クラフト(アサヒビール)
  • 樽ハイ倶楽部(アサヒビール)
  • ハイボリー(アサヒビール)
  • ウィルキンソンRTD(アサヒビール)
  • キリン 氷結(キリン)
  • 麒麟 発酵サワー(キリン)
  • キリン 麹レモンサワー(キリン)
  • キリン 本搾りチューハイ(キリン)
  • 麒麟特製サワー(キリン)
  • -196℃ ストロング・ゼロ(サントリー)
  • クラフト-196℃(サントリー)
  • ほろよい(サントリー)
  • サントリー角ハイボール(サントリー)
  • サントリーこだわり酒場のレモンサワー(サントリー)
  • 濃いめのレモンサワー(サッポロビール)
  • 檸檬堂(日本コカ・コーラ)
  • トポチコ ハードセルツァー(日本コカ・コーラ)
  • タカラcan チューハイ(宝酒造)
  • ウメッシュ(チョーヤ梅酒)
  • さらりとした梅酒(チョーヤ梅酒)
  • トップバリュのチューハイ/ハイボール(イオン)
  • セブンプレミアムのチューハイ/ハイボール(セブン&アイ)
  • みなさまのお墨付きチューハイ/ハイボール(西友)


調査設計

調査手法:インターネットリサーチ
調査期間:2023年01月27日(金)~02月06日(月)
調査対象者:当社インターネットモニター 20歳~69歳
        全国の男女個人
有効回収サンプル数:1,086サンプル
サンプル構成(%)






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週刊トラベルジャーナル2023年10月23日号に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事「ラーケーションへの視点 旅の価値問い直す大事な切り口」が掲載されました。

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日経MJ「CM裏表」に、当社代表取締役社長 松田の執筆記事が掲載されました。サントリー ザ・プレミアム・モルツ「すず登場」篇をとりあげています。

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