小説

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  • サイズ 46判/ページ数 224p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784065373262
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

「物語に救われ、読書に呪われた」
君はなぜ、小説を読むのか?

読者を唖然とさせる飛躍とどんでん返しが待っていて、「小説」の意味を痛切に問い直す。――小川哲
何もかも投げ出して小説に没頭するうしろめたさを知るすべての人に捧げたい傑作。――大森望
小説を愛するすべての人に届くべき作品。――けんご


【あらすじ】
五歳で読んだ『走れメロス』をきっかけに、内海集司の人生は小説にささげられることになった。
一二歳になると、内海集司は小説の魅力を共有できる生涯の友・外崎真と出会い、二人は小説家が住んでいるというモジャ屋敷に潜り込む。
そこでは好きなだけ本を読んでいても怒られることはなく、小説家・髭先生は二人の小説世界をさらに豊かにしていく。
しかし、その屋敷にはある秘密があった。


読むだけじゃ駄目なのか。
それでも小説を読む。
小説を読む。
読む。
宇宙のすべてが小説に集まる。

内容説明

読むだけじゃ駄目なのか。五歳で読んだ『走れメロス』をきっかけに、内海集司の人生は小説にささげられることになった。一二歳になると、内海集司は小説の魅力を共有できる生涯の友・外崎真と出会い、二人は小説家が住んでいるというモジャ屋敷に潜り込む。そこでは好きなだけ本を読んでいても怒られることはなく、小説家・髭先生は二人の小説世界をさらに豊かにしていく。しかし、その屋敷にはある秘密があった。それでも小説を読む。小説を読む。読む。宇宙のすべてが小説に集まる。

著者等紹介

野〓まど[ノザキマド]
2009年『“映”アムリタ』で、「メディアワークス文庫賞」の最初の受賞者となりデビュー。2013年に刊行された『know』(早川書房)は第34回日本SF大賞や、大学読書人大賞にノミネートされた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

98
「俺は読みたいだけだ。それじゃ駄目なのか。読むだけじゃ駄目なのか」内海集司の叫びに、外崎真は考える。「小説を読む意味。意味って、見えないものかもしれない」人間が一番欲しいのは心の中のもの。髭先生と外崎を追い、イェイツの住んだアイルランド・ストランドヒルへ飛ぶ。妖精の国の姫ニアムの歌に出会った。意味とは外から見えないもの。内包された性質。宇宙の意味。世界の法則。現象としての人間。仮定された物語。次々と先が気になってページをめくり、最後まで読んで、ラストの文章にしびれました。良書です。2025/01/02

ぽんすけ

63
まさに「小説」とは何かを主人公の内海君と一緒に考えさせられた作品。彼の友達の外崎は、名前のように小説を読むことから小説を書くことへと「外」へ働きかけるようになるのに対し、内海君はあくまで小説は「読むだけではダメなのか」「俺は書きたくない」「それじゃ駄目なのか」と悲痛に叫ぶ。これどっちの気持ちもわかるんだよね。いろんな本を読んでいるとそのうちアウトプットしたくなる瞬間がある。又、自分がある作品を読んで受けた衝撃や感動を100%文章に表現できるわけでもない。この本を読んだ後余韻がすごかった。もう一度読みたい2024/11/29

花ママ

62
初読みの作家さん。タイトルの「小説」が、一体どういう話なのかと思いながら、グイグイ引き込まれた。モジャ屋敷に住む髭先生の書庫にある本を読み耽る内海集司は、6年生のときに、小説の楽しみを分かち合える終生の友外崎と出会うが、ただ彼は書く才能も持っていた。「世界は集まって意味を増やしている。人の心も意味を増やしている。嘘をついたら意味を増やせる。意味を増やすための嘘。外に 出した意味。外に出した嘘、それが小説なんだ」というくだりが、とても心に残った。2025/01/13

オフィーリア

56
「小説を読むだけでいいのか」 只管に読む側の人間な読者の自分が抱くそんな後ろめたさを、野﨑まどは全力で肯定してくれる。「小説とは」この問いに宇宙の起源から始まる壮大な物語で完璧な回答を叩き付けてくれる。読書の楽しみをより一層掻き立てて肯定してくれる、そんな小説。2025/01/05

shio

50
本が好き、ただそれだけで生きる内海集司。小学生の頃から一緒に本を読む唯一の友、外崎真と近所の小説家の家の書庫に通い詰めてずっと本を読んできたふたり。その関係が、外崎が「書く」側になって変わる。しかも超絶的才能の持ち主。内海の叫び「読むだけじゃだめなのか」が突き刺さる。大人になって読書に没頭すると感じる罪悪感に、『小説』そのものが答えてくれた。「読んでいい」と。『小説』に、「本を読む私」を認めてもらえるなんて。本が読めるってこんなにも幸せだったのか!と泣きながら喜びをかみしめる。魂を持っていかれた。 2024/11/09

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