線形方程式の反復解法

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線形方程式の反復解法

  • ISBN:9784621087411

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内容説明

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線形方程式系の解法は、直接法と反復法に大別されます。おのおのの解法には一長一短がありますが、現在の科学技術の基盤を成す大規模線形方程式系の解法においては、メモリ上の制約から反復法に限られます。直接法で扱える行列サイズはせいぜい100万次元ですが、反復法であれば100億次元でも適用可能になってきたからです。 本書は、反復法の中でも現代の潮流であるKrylov部分空間法を紹介するとともに、最新のハイブリッド双共役勾配法や帰納的次元縮小法、現在も最も頑強 (ロバスト) といわれているPetrov-Galerkin 方式の解法、対称行列の前処理の方法、さらに実際の適用事例までを詳しく解説します。

目次

1 ハイブリッド双共役勾配法と帰納的次元縮小法
2 GBi-CGSTAB (s,L) 法
3 前処理1
4 Bi-CGSafe 法系統の反復法と前処理2
5 事例研究
6 複素密行列問題
Column 数値計算法の研究で大きな貢献をした人々とゆかりの物
参考文献
索引