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ニュース・スポーツ

鹿児島県が荒茶生産量日本一に 頂点目指して20年 現場でも喜びの声

2025年2月19日(水) 18:45

2024年の鹿児島のお茶の生産量が静岡を上回り、日本一となりました。

関係者によりますと、鹿児島が日本一を掲げて具体的に取り組んできたのは、今から20年近く前だということでした。

一夜明け、お茶農家の喜びの声やこれまでの取り組みを取材してきました。

坪内一樹アナウンサー
「鹿児島市松元のお茶畑にやってきました。今のこの時期、お茶農家は肥料を散布したりする時期ということです」

濃い緑が広がるお茶畑。

お茶の生産、加工、販売を手がける坂之上製茶の茶畑です。

2025年の新茶の収穫を前に、今は肥料をまいたり茶葉を切りそろえたりしています。

社長の坂之上さんは生産量日本一に喜びの声を上げます。

坂之上製茶・坂之上勝利社長
「やっぱり嬉しい。今年の一番茶に向けてテンションが上がった」

農林水産省が18日発表した2024年の鹿児島の荒茶生産量は2万7000トンで、これまで首位の静岡を抜いて、初めて日本一となりました。

荒茶とは摘まれた茶葉を揉んだり乾燥させたりして加工した状態で、製品のひとつ前の段階です。

こちらは2000年からの鹿児島と静岡の荒茶の生産量の推移です。

鹿児島は長らく静岡についで2位となっていましたが、2008年頃から徐々に差が縮まり、2024年、鹿児島が2万7000トン、静岡が2万5800トンで逆転しました。

静岡の生産量の減少に比べ、鹿児島は目立った減少がなく、比較的堅調です。

そうした鹿児島の茶業を支えているのが大型機械です。

茶摘みや肥料散布などを担う大型機械は、平坦な茶畑が多い鹿児島で導入しやすく、坂之上製茶でも40年前から取り入れ、現在は30台保有しているということです。

こうした大型機械が活躍する一方で、生産量や品質を維持するには人の手による取り組みも欠かせないと話しています。

坂之上製茶・坂之上勝利社長
「収量を上げるために土作りをして、茶園をこまめに見回って、害虫にやられないよう気をつかう。先人の教えを守って茶園を管理すれば結果がついてくる」

鹿児島のお茶の消費拡大などを担う県茶業会議所は、業界全体で取り組んで勝ち取った日本一を次につなげたいとしています。

県茶業会議所・光村徹専務理事
「日本一になればみんなに知れ渡る。日本一の富士山は知っているが2位の山は知らない。だからみんなで“一番”になろう。日本茶の需要が厳しいので(静岡と)一緒に産地間で取り組む。鹿児島は鹿児島茶として全国に知ってもらえるよう色々なイベントでPRしていく」


今回、鹿児島が生産量日本一となった主な要因をまとめました。

鹿児島側は、ペットボトル飲料や抹茶、お菓子につかうパウダーなども含めて、鹿児島の産地での需要が高い。また、平坦な茶畑が多く大型の乗用茶摘機を98%導入しています。

一方、静岡側はこの10年で栽培面積が3割減少していて、価格の低迷により農家がお茶の生産を止めてしまうこともあるということです。

お茶の生産を巡っては、鹿児島は2019年に産出額で日本一となりましたが、今回の生産量での日本一はまさに悲願でした。

今後は全国的な知名度、“お茶といえば鹿児島”となるぐらいまで知名度を上げていけるかが注目されます。

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