「コロナに負けない!くらしのヒント!」。
最近は、家庭内で新型コロナウイルスの感染が広がるケースが報告されています。そこで、改めて考えたいのが、赤ちゃんに対するウイルス対策です。親が取るべき行動、その基本を専門家に聞いてきました。
おもちゃを舐めたり、指をしゃぶったり…コロナウイルスの感染が広がる中で、赤ちゃんの何気ない行動が気になる人、多いのではないでしょうか?子どもをウイルスから守るために私たちが今、すべきことは何なのでしょうか?
【箕面市立病院 榊原杏美医師】
「赤ちゃんがウイルスに感染する場合は、同居する家族からの感染がほとんどなので、周りの大人の方が気をつけて感染させないことが赤ちゃんに対する最大のコロナ対策になります。仕事から帰られたらまず手洗いをしっかりする。帰宅後すぐに手洗いすれば、家のものにウイルスが付くことがなくなるので」
手洗いをしてから、子どもに触れる!先にシャワーを浴びるのも効果的です。
一方、赤ちゃんの手を綺麗にする方法は…
【箕面市立病院 榊原杏美医師】
「濡れたガーゼで汚れを拭いてあげて、ウイルスを不活性化するためには、適度にアルコール消毒をしてもらうのがいいかなと思います」
【薄田ジュリアキャスター】
「小さな赤ちゃんでも、アルコール消毒は大丈夫ですか?」
【箕面市立病院 榊原杏美医師】
「基本的に、アルコールは何歳以上で使って下さいということはない。母親が一緒に消毒をやってあげるのもいいかなと思います」
アルコール消毒をしたあとは、赤ちゃんの手が乾くまで持っていてあげましょう。
【箕面市立病院 榊原杏美医師】
「おもちゃ、ぬいぐるみや毛布など、布製品は洗濯できると思うので、洗濯機に入れて洗ってあげる。熱湯に付けても大丈夫なものは、熱湯消毒してもらってもいいです」
防水性のものは、80度ほどのお湯に10分間さらすことで消毒できます。
【箕面市立病院 榊原杏美医師】
「乳幼児の場合、マスク着用には危険が伴います。特に2歳以下の赤ちゃんの場合、息苦しさを伝えられないですし、自分でマスクを外せないので、窒息の恐れがあります」
外出する必要があるときは、他人の飛沫がかからないよう、赤ちゃんの顔を内側にして抱っこしましょう。
【箕面市立病院 榊原杏美医師】
「ほかの病気の予防接種をためらう人が多い。その時期に打って、しっかり免疫を付ける、その時期が決まっているので、遅らせないように」
家庭内での感染を防ぐために、今、親がすべきこと、改めて見直してみましょう。