最近の就職市場はなかなか厳しいですよね。面接の場では、自分が入社したら新しい会社や上司にすぐに貢献できます! ということを面接官にアピールしなければなりません。そのためには、履歴書では、今までの人生で一番輝かしい功績を書くのが効果的だと思われます。

ところが、どんなに素晴らしい業績でも、すべてを履歴書に書けばいいというものではありません

・本当にアピールするに値するような業績なのか

・自分のキャリア目標に合った業績であるか

・比較的最近のものか

就活中の人の履歴書を見ていると、時々上記に当てはまらない業績も書いている人を見受けます。ちょっと極端な例ですが、地元のお祭りのカラオケ大会で優勝したことがあったとしても、それを履歴書に書いたところで、就職したい職種や業種と関係無ければ、必要の無い情報ということになりますよね。

このような効果的でない業績の書き方やアピールの仕方について、また、逆に面接官の心をつかむ雇いたくなるような業績のアピール方法について、以下に4つのポイントをご紹介しましょう

1. 業績は客観的に分かりやすい指標で示す

[ 悪い例 ]

・今まで働いていた会社では一番できる社員でした。

・都内で一番素晴らしいビジネスマンだと言われました。

・クライアントからも良い仕事するねとお誉めいただきました。

いくらなんでもここまでザックリと自分を持ち上げる人も居ないとは思いますが、面接などで緊張して舞い上がってしまうと、自分を良く見せようとしてこんなことを口走ってしまう人もいるかもしれません。当然ですが、以前の会社の業績アップや経費削減に貢献したのであれば、具体的な数値を上げてそれを示しましょう。

2. アピールするに値する内容かを見極める

[ 悪い例 ]

・IQテスト110点(平均より少し良い数値)

・同僚と協力して業務を遂行します。

・問題は先送りしません。

履歴書に書く内容は、できるだけ面接官を「おっ」と思わせるような、人より秀でたものにしましょう。平均的な内容や、ビジネスを行う上で基本的に備えておくべき資質などは、特に書かなくてもいいでしょう。

3. 突拍子も無い功績は披露するタイミングを考えて

[ 悪い例 ]

・2分間で45個の卵を食べられます。

・トイレに籠って組織のために6,000ドルに金額を上げました。

・子どもの頃に福引きで一等賞が当たりました。

そんなに卵を食べられるなら確かにスゴそうですが、面接の最初でいきなりこんな功績を披露されたら、誰でも面食らいますよね。面接官にマイナスイメージを与えかねません。就職の面接で披露する功績は、専門的な組織や団体に表彰されたり認められたものにしましょう。この手のインパクトある内容は、面接の途中で雑談レベルで披露すると自分を印象付けるのに使えるかもしれませんが、あくまでその程度に留めましょう。

4. 内容以前にケアレスミスをしない

[ 悪い例 ]

・一生懸命努力に努めました。

 (正:努力しました。/努めました。)

・高校時代は吹奏楽部でトロンペットをやっていました。

 (正:トロンボーン/トランペット)

・クオリティの高い仕事でいつも勝算を受けました。

 (正:賞賛/称賛)

履歴書を書き終わったら、隅々までよく見直して更生を...じゃなくて校正をしましょう。最近はパソコンで履歴書作成をすることも多いので、考えられないような変換ミスやタイプミスもあるようです。面接官や人事担当者は、意外と履歴書の細かいところまで見ています

就職活動中の人は、当たり前のように注意しているポイントかもしれませんが、普通のビジネスシーンでも営業や交渉で使えるポイントではないでしょうか。参考にしてみてください。

Accomplishments to Leave Off Your Resume [Yahoo via Consumerist]

Azadeh Ensha(原文/訳:的野裕子)