整理整頓のコツを紹介するブログメディア「Unclutterer」では、モチベーションやプロセスなどの観点から、整理したはずの部屋が散らかっていく原因を探り、これを改善するコツについて述べています。

 まず、部屋が散らかっていくのは、整理整頓自体をあきらめてしまうからだと指摘。部屋が散らかり始めたら、初心と基本ルールに戻って、地道に取り組み続けることが必要だと述べています。また、最初から完璧を追求することも、かえって害だとか。最初から「整理整頓のプロ」になろうとせず、「訓練」を重ねていくことで、徐々に片付け上手になっていくものだそうです。また、「片付けなきゃ」という意識がストレスになるのであれば、真逆のアプローチとして、あえて数日、部屋を思いっきり散らかった「カオス」状態にしてみるのも、ときには効果アリだとか。

この記事では、これらの事態に陥らないためのポイントとして、以下の5点を挙げています。

  1. 整理整頓する理由を明確にする
  2. 整理整頓しなければならない理由を、自身がきちんと理解できなければ、これを実現することは難しい。一時的に部屋を散らかり放題にさせて、整理整頓の必要性や、その程度を肌身で感じてみると、このきっかけになるかも。

  3. 周りの人々の助けを借りる
  4. 散らかった部屋の片付けに、ときには友人や家族の助けを借りよう。プロのお掃除を依頼するのも一法。

  5. 片付けせざるをえない状況をつくる
  6. 強制的に、部屋を片付けざるをえない状況をつくるのも手。ホームパーティを開くなど、友達を家に招待する予定を作れば、部屋の片付けへの強力なモチベーションになる。

  7. 「自分は片付けを先延ばしにしがちだ」ということを自覚する
  8. 「今週末こそ、部屋を片付けるぞ!」と決めたはずなのに、つい、これを先延ばしにしてしまうことはないだろうか。このような自分の意識を、自覚することが大事。

  9. その5: 仕事の「プロジェクト」のように取り組む
  10. 仕事のプロジェクトに取り組むときのように、片付けと整理整頓を、一大プロジェクトと捉えてみよう。プロジェクトの範囲を明確にし、アクションアイテムを洗い出し、スケジュール化するのだ。できるだけ詳細かつ、現実的な計画づくりがポイント。

整理整頓を継続させるためには、掃除・片付けを含め、家事をルーチン化することも効果的。ライフハッカーアーカイブ記事「家の中もスケジュールも少しずつ整理整頓する生活デトックス方法」や「突然の来客にもあわてない、20分のお掃除タイム術」なども、参考にしてみてくださいね。

また、必要以上に物を買わない、持たないことで、整理整頓のシンプル化につながるそうです。要らないものの整理術としては、ライフハッカーアーカイブ記事「要らない物を減らすには『何がどれだけあれば十分なのか? 』を段階的に考える」で詳しくどうぞ。

What to do when you fall off the organized wagon (and you will) [Unclutterer]

Kevin Purdy(原文/訳:松岡由希子)