Windows/Mac/Linux:優秀なデスクトップミュージックプレーヤーであれば、もはや数え切れないほどたくさん世の中に出回っていますが、シンプルでiTunesよりも他のサービスとの統合が簡単に出来るクロスプラットフォームなツールをお探しであれば『Clementine』がなかなか便利ですよ。

 Amarok 2がリリースされてからしばらく経ちますが、ごちゃごちゃ加減が少なめなAmarok 1.4を好んで使っているLinuxユーザが多いようです。

Clementine』は、そのAmarok 1.4風に作成されていて、しかも全プラットフォーム対応。『MediaMonkey』や『foobar2000』ほど多機能ではないですが、iTunesにLast.fmFLACサポートがないことを面倒に思っているカジュアルリスナーには、ちょうどよいくらいかも知れません。

Clementine』は、音楽ライブラリやハードディスクのブラウズから操作出来る、いたって基本的なプレイリストベースのプレーヤー。Ogg VorbisやFLACなど対応していないツールも多いフォーマットにも対応。Last.fmやSomaFMMagnatuneなどのインターネットラジオソースのいくつかも使用可能で、Linux用のlibnotifyやOS X用のGrowlなどの通知ツールもビルトインされています。

ただ一つ直面した問題が、カバーアートのファイルが読み込まれなかったということ。とは言え、これもビルトインのカバーアートマネージャを使ってLast.fmからデータを取得可能なので、早急に解決出来ました。

まだ初期段階のものなので、今後少しずつ機能も増えていくはずですが、あまり多機能なプレーヤーは要らない、という方であればこのくらいがちょうどいいと思うかも知れませんよ。

Clementine』は全プラットフォーム対応のフリーダウンロード。

Clementine [via #tips]

Whitson Gordon (原文/まいるす・ゑびす)