新年度がはじまり、早2ヶ月が経過。就職や異動、進学などで、見知らぬ土地にやってきた方々は、そろそろ生活は落ち着いてきましたか? 先日カリフォルニアに引っ越してきたばかりという、米Lifehacker編集部のWhitsonは、自身の経験を踏まえ、新しい場所になじむコツを、以下のように綴っています。
Photo remixed from an original by Richard Bostock同じ街の中だろうが、州・県をまたいだ移動だろうが、国外だろうが、新しい土地に引っ越すというのは神経を使うもの。新しい環境に慣れて新しい知人を作るためには、次のような方法をオススメします。
■地元を知ろう見知らぬ土地では、近所のスーパー、ドラッグストアなど、生活に必要なお店の場所を探すだけでも一苦労です。新居周辺の情報を得るには、以下のような方法があります。
コーヒーが飲みたいな、ランチを食べたいななどと思ったら、近所のスポットを探してみましょう。これらのサイトでは、ユーザからのレビューもチェックできます。もちろん、実際に行ってみなければわからないこともあります。たとえば、Googleマップで最高ランキングの映画館が、必ずしも自分にとってベストとは限りません。すぐに「ここだ!」と決めず、これらの情報サイトを参考に、しばらくいくつか試してみるとよさそうです。
地元のことは、地元の人に聞け!
実際、人からもらうアドバイスに勝るものはありません。その街に住んでいる、もしくは住んだことのある人のうち、最低一人か二人から、アドバイスを乞いましょう。電話したり、ランチを共にするのもいいですし、メールをやりとりするだけでも参考となる情報が得られます。食事の美味しいレストランから、避けたほうがいいエリア、ラッシュアワーに渋滞しやすい道など、なんでも聞いてみましょう。
自分が得たアドバイスを、Google Docsなどにまとめ、他のユーザさんと情報を共有し合うのも一法。より多くの人々から、地元でお気に入りのグルメスポットや、その街でやるべきアクティビティなどの情報を書き込んでもらえるかもしれません。また、フェイスブックやツイッターを活用するのもオススメ。その地域に詳しく、自分が知りたいことを的確にアドバイスしてくれる人は、意外と多いはずです。せっかくのご縁ですから、一問一答で終わらせるのではなく、相手の負担にならない程度に、さらに気になる質問を投げかけ、コミュニケーションのキャッチボールができれば、情報をより広く詳しくゲットできるでしょう。
道やカフェなど、リアルな場で出会った地元の人に積極的に声をかけるというのも、ひとつの方法。フレンドリーに接すれば、「新参者」に親切に手を差し伸べてくれる人は少なくないはずです。
■友達を作ろう
家の中に閉じこもり、テレビを観ているだけでは友達も見つからないし、仲良しグループを作ることもできません。とりあえず出かけましょう。具体的なきっかけとしては、以下のような方法があります。
同じような興味を持つ人を探すには、趣味に積極的に参加することが効果的。しばらくお休みしていた趣味を復活させてもOK。同じような好みや関心を持つ人々と出会える可能性があります。たとえば、ゲーマーさんなら、地元のゲームセンターを探してゲームに興じるのもいいでしょう。他にも、ソーシャルネットワークサービスなどで探すのも手です。もし、自分にフィットするものが見つからなければ、自分でグループを立ち上げましょう。おそらく、地元で同じような趣味を持つ人は自分だけではないはずです。
その地に、一人、二人でも友達がいるなら、これを利用しない手はありません。お誘いがあれば、積極的に参加しましょう。彼らの友達から、気の合う友人が見つかるかもしれません。また、一回の集まりだけであきらめないこと。人と一緒に過ごす時間を増やせば、次第に打ち解けて仲良くなれます。
また、グループに積極的にかかわることを恐れないこと。いつも他の人にお膳立てさせ、招いてもらうばかりというのは、望ましくありません。気になるレストランがあれば、みんなを誘ってみましょう。こうすることで、単なる「腰ぎんちゃく」ではなく、グループの真の一員となれるのです。
■ストレスにならない程度に
自宅に閉じこもってばかりよりは、外出をオススメしますが、もちろん自宅でゆっくり過ごす時間も必要です。また、あまり期待値を高くせず、リラックスする時間も持ちましょう。新しい環境、新しい友達に慣れるには、誰でも少し時間がかかるもの。すぐに馴染めないからといって、心配しすぎることはありません。
ここでご紹介したコツは、一瞬にして不安や問題を解消できる「魔法の術」ではないかもしれませんが、これらを参考に前向きな姿勢で臨めば、次第にいい方向へと向かうでしょう。みなさんも、見知らぬ土地での経験談などがありましたら、ぜひコメント欄で教えてくださいね。
Whitson Gordon(原文/訳:松岡由希子)