掃除好きな人も掃除嫌いの人も、掃除道具にはできればお金を掛けたくない...というのは、共通するところではないでしょうか? そこで今回は、大抵の家にはあるであろう、身の回りのものを使って効果的に掃除する方法をご紹介します。

掃除方法は、家の中の場所別に紹介していきますが、リビングルームでの方法はベッドルームでも使えますし、ほとんどが他の場所に応用できます。どこか特定の場所の掃除方法が知りたい場合も、他の場所や部屋での方法もぜひチェックしてみてください。

 ■キッチン

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食器を洗っている時に、頑固な茶渋やコーヒー・紅茶のシミ、こびりついた食べ物を発見することがあるでしょう。これまでもライフハッカーでご紹介してきたように、カップにこびりついたコーヒーのシミは重曹でキレイに落ちますし、グラスのくもりはお酢でピカピカになります。さらに、タッパーについたシミはレモンでキレイに落ちますし、錆びた調理器具は、ジャガイモに重曹か食器洗剤を付けてこすればOKです。銀食器を磨きたい時はバナナの皮を使いましょう。ステンレスやスチールを磨くには、小麦粉が有効です。冷蔵庫の消臭には炭を入れてみてください

電子レンジの掃除には、お酢やレモン水を入れて温めると汚れが落ちやすくなります。湿らせたスポンジも一緒に温めると、さらに良いです。次回の掃除を楽にするために汚れをつきにくくするには、料理を温める時にコーヒーフィルターお皿、シャワーキャップをフタ代わりに使いましょう。そして、一番汚れのこびりつきやすいキッチンの換気扇は、枕カバーをファンの羽にかぶせて掃除すれば、表も裏も一度にサッと掃除できて良いですよ。

■リビングルーム

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リビングルームは何でもありの場所なので、一番散らかりやすいです。くつろぐこともあれば、子どもと遊ぶこともあり、ペットがいる場合もあります。よって、さまざまな掃除方法が必要です

誰かがコースターを使い忘れたら、コップのシミがテーブルに残ります。そんな時は、ウォッカで拭けばすぐにキレイになります。カーペットの上に染みがついてしまったら、お酢とアイロンを使ってシミ抜きをしましょう。シェービングクリームでもOKです。カーペットに家具の跡がついてしまった時は、氷を使えば簡単に元に戻ります。掃除をする時に、掃除機の排気や部屋がちょっと臭うな...と感じたら、ドライヤーシートを掃除機のダストバッグに突っ込むだけでOKです。ほんのりと部屋やカーペットからいい香りがしますよ。

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犬や猫を飼っている場合は、カーペットやソファにペットの毛が溜まりやすいですよね。定番のコロコロ(粘着テープクリーナー)の他に、ビーチサンダルゴム手袋でも毛はキレイに取ることができます。万が一ペットが粗相をしてしまった時は、少量のコーンスターチが有効です。

■仕事部屋

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仕事部屋は他の部屋に比べると、比較的きれいかもしれませんが、パソコン用の特別なお掃除方法があります

まずは、パソコンのキーボードの掃除から始めましょう。何ヶ月もの間、手垢や汚れ、ホコリなどを受け続けていることが多いです。歯ブラシや綿棒を使えば、細かな汚れにも行き届いて簡単にキレイになります。モニタの掃除にはコーヒーフィルターが有効。コーヒーフィルターがない場合には、繊維や糸くずの出ない布や紙を湿らせたものでもいいですよ。仕事場が散らかっていてなかなか片付けられない人は、「ホームオフィスを快適にする10のTIPS」を参考にしてみてください。

■お風呂・トイレ

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毎日トイレ掃除を一生懸命やっている方々へ朗報です。コーラをトイレに注いでおくと、汚れが落ちやすくなります。浴槽のしつこい汚れには、塩とグレープフルーツが効果的です。シャワーヘッドの掃除にはお酢が効きます

これらの方法でトイレとお風呂がキレイになったら、そのままキレイな状態を保ちたいですよね。そこで、トイレブラシは殺菌剤に浸けておきましょう。掃除の度に殺菌されて良いです。

■ベッドルーム

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ベッドルームの掃除は、ベッドとシーツ以外は他の部屋と大体同じです。ベッドをきちんと整えておくのはそこまで大変ではありませんが、もっと楽に保つ方法があります。まず、脱ぎっぱなしや後でまた着ようと思っている服などで床が散らかっている場合は、洋服を置きっぱなしにしないようにしましょう。一度着たけど洗濯にはまだ早いという服は、コート掛けに掛けておいてもいいです

ベッドメイクは、軍隊式から学べるものがあります。ベッドの中に入ったままベッドメイクをして、最後にベッドの外に出て整えます。シーツとマットレスを安全ピンで留めておけば、寝ている間にシーツがズレるのを防げます。最後に、予備のベッドシーツをきちんと収納するには、ある程度小さく畳んだ後で枕カバーに入れると、見た目もキレイで、シーツと枕カバーをセットで収納できて便利です。

■洗濯

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洗濯機と乾燥機の代わりになるような家電はありませんが、身の回りにあるものでも洗濯をしようと思えばできます

がんこな油汚れには、なんとコーラが効きます。カーペットのところでもご紹介したように、シェービングクリームでもいいです。また、ひとつまみの塩で洗濯の色落ちを防ぐことができます洗濯時に靴下を行方不明にしない方法もありますので、こちらも要チェックです。

洗濯物を手洗いする時は、固形の洗濯石けんとゴムひもがあれば比較的簡単です。お酢が少々あれば、柔軟剤代わりになります。フタ付きのバケツに水と洗濯物を入れて、車を運転している間に洗濯する方法もあります。旅行中に良いと紹介していますが、通勤中に使ってももちろんOKです。

いかがでしたか? 高いお金をかけなくても、工夫次第で日用品は掃除用品として活用できるので、是非試してみてください。

Adam Dachis(原文/訳:的野裕子)