ノマドワーキングという働き方がだいぶ浸透してきたように感じます。私がよく行く品川駅のエクセルシオールカフェでは、休日でも客のおよそ3割はスーツ姿でノートPCとにらめっこしています。今ではごく普通の光景になってしまいましたが、数年前では考えられませんでした。ライフハッカー読者諸兄にも、このような働き方をしている人も多いのではないでしょうか? 最近ではコワーキングという働き方も注目され、都内に多くのコワーキングスペースが誕生していますね。

私もノマドワーカーの1人なのでノマド仲間と情報交換をするのですが、単独行動することが多いノマドワーカーにとってメンバーが揃わずともコミュニケーションができるツールは必需品です

メンバー間でのやりとりはメールだけでもできますが、メールで会議をするのは難しいでしょう。加えて仕事をする上では文章や表のデータを共有するシーンも出てきます。というわけで、何らかのコラボレーションツールにたどり着くわけです

富士ゼロックスの「SkyDesk」ユーザーの私としては、ノマドワーカーが必要だと思われる機能があると感じていました。今回はその理由を3つにまとめてご紹介します。

Photo by Thinkstock/Getty Images.

 SkyDeskがノマドワーカーに向いている理由は以下の3つです。

1. 多機能かつ仕事に集中できる環境

SkyDeskはメール、カレンダー、文書作成、表計算シートなども網羅したツール。ここまではほかのコラボツールと同じですが、SkyDeskの良さはOCRつきの名刺管理ツールや顧客管理のCRMも使えて無料な点。「Gmailをも補完する『名刺管理』が特徴の、SkyDeskをすぐに使いこなす3つのTips」でも触れたとおり、スマホのカメラで取り込んでデータ化もできるスグレモノです。一部機能の制限はあるものの、コストをできるだけ低く抑えたいノマドワーカー&コワーカーにとってはとてもありがたいですね。

120208skydeskcloud1.jpg

120208skydeskcloud2.jpg

またSkyDeskは仕事に特化して利用できるというのがポイント。TwitterやFacebookを利用していると、プライベートと仕事の境目がわからなくなることもあると思います。TLに流れている面白画像につい目を奪われがちになってしまうような方でも、SkyDeskであれば仕事に集中できます。

2. Wi-Fiはもちろんのこと、3G回線でも十分軽い

アプリより快適と言っていい、SkyDeskのスマホ版UIレビュー(Androidにも対応!)」でも書きましたが、SkyDeskはスマートフォン用ブラウザに対応しています。スマホからはCalendar(スケジュール管理)、Mail(メール統合管理)、Docs(文書共有管理)、CRM(顧客管理)にアクセス可能。3G回線でもサクッと外で仕事できます。

スマートフォン用ブラウザのDocsからは、Docs内にあるファイルの共有も行えますが、iOSユーザーの方であれば、『SkyDesk Docs』というアプリが出ているのでアップロードも簡単。もちろんAndroidユーザーの方でも、Docsのメールイン機能を使えば、スマートフォンからアップロードできます。試しに書類をカメラで撮影して私のiPhoneからアップしてみました。

120208skydeskdocs.jpg

左がアップロード画面、右が画像を表示してピンチインした結果です。これなら、その場でパッと書類をデータ化できて便利です。

3. 一人だけど一人じゃない~「アクティビティ」機能でどこでもコミュニケーションできる

こちらも「コラボレーションツール『SkyDesk』の中の人に聞く、デジタルとアナログの将来」にて、

メールでは書くことがなかった(書く必要がなかった)情報を、メンバー間で共有することができます。このようなプチ会議の場を設けることで、コミュニケーションのスタートが進んだ状態で会議をはじめることができる。

という話がありましたが、ノマドワーカーは実際に集まる時間を取るのが難しいものです。会社であればちょこっと話せば済んでしまうコミュニケーションを取る機会も不足しがちです。

SkyDeskのアクティビティ機能はホーム画面に表示され、組織全体にメッセージを送りたい時に使う「みんなにお知らせ」と、Twitterのようにつぶやける「ちょっとひとこと」があります。前者はアクティビティ一覧の上部に表示され、目につきやすいので同じ組織内のメンバー同士での重要な情報の共有に便利。後者はプロジェクトごとに作成したグループなどを選択できるので、重要度は低いけれども共有したい情報の発信に活用できます。

ここでもSkyDeskの長所が活きてきます。Facebookなどのソーシャルな場では、仕事・プライベートの境目がなく、つい気が散ってしまいがち。対してSkyDeskのグループならば、そもそも参加者自体が仕事目的で集まっているので、ビジネスモードでやり取りができます

特にアクティビティ機能は、つねに電源&回線を欲しているノマドワーカーに便利。例えば「今、神谷町でノマドしているのですが、近くに『無線LAN』使えるところはありませんか?」とノマド仲間につぶやいたところ、先輩ノマドワーカーから「神谷町なら、ちょっと歩くけどアークヒルズのスタバがいいんじゃない?」という答えが返ってきたりと、ノマドワーカー内での結束は予想以上に堅く、助け合いの精神には驚くばかりです。

120210skydesktweet.jpg

以前ライフハッカーでも紹介しましたが、富士ゼロックスのサービスにはネットプリントもあります(過去記事はこちらこちら)。このサービスはTogetterでも話題になった手作り新聞のような使い方がありますが、クライアントへの提案書類をメンバーで手分けして印刷する際など、SkyDeskのアクティビティ機能を使ってプリント番号を共有すれば、より機動的に動けてノマドにも便利そうです。

以上、ノマドワーカーの観点からSkyDeskについて見てきました。もしノマドワーカーの方で「こんな使い方をしています」とか「こんな使い方があると便利」という方は、SkyDeskの公式Twitterアカウント「@FujiXerox_SD」やFacebookページをチェックしてみてくださいね。

SkyDesk

(安齋慎平)