ある日カバンの中を見たらお財布がない...!
落としたにしても盗まれたにしても、かなり焦るし困るはず。お財布の中には、現金以外にクレジットカードやキャッシュカード、会員カード、ポイントカード、免許証や保険証なども入っていたりします。
というわけで今回は、こんな最悪の事態が起こった時に一体何をすればいいのかを確認していきましょう。
お財布に大事なものがすべて入っている場合は、すぐにすべてを取り戻すのは困難です。
時間に少しでも余裕があるなら、まずはそこに至るまでの自分の足取りを辿って、直接行けるところには探しに行き、お店などの場合は忘れものとして届けられていないか連絡してみましょう。
それでも見つからない場合は、お財布の中に入っているカード類などを使用停止したり、再発行したりする手続きに入ります。
では、お財布をなくしてしまった場合にやらなければならないことを、順に説明していきましょう。
1. クレジットカードとキャッシュカードを使用停止する
まず最初にすることは、クレジットカードを止めることです。
米Lifehackerでは、以前クレジットカード会社のサポートの電話番号を携帯しておくといい(英文)という記事がありましたが、まだやっていない人は今すぐクレジットカード会社のWebサイトに行って電話番号を確認し、携帯やスマホに登録しましょう。
カード会社に電話をしたら、カードを無くしたことを説明し、使用履歴を5~6つ照会し、誰かが使っていないか確認をしましょう。
次に、銀行のキャッシュカードを止めます。
銀行は新しい番号を発行してくれるはずです。銀行に電話する時は、その銀行口座から引き落としにしているクレジットカード会社のことも忘れないようにしましょう。
カードを使用停止にした後も、クレジットカードの利用明細を確認したり自分の口座が詐欺に使われていないか、しばらく注意して監視した方が良いです。
2. 警察に届ける
お財布をなくしたくらいで警察に届けるのは大げさだと思う人もいるかもしれませんが、これはお財布の中身が詐欺に使われるのを防ぐために大事なことです。
警察は、なくなったお財布を実際に探してくれるわけではありませんが、お財布がなくなったことを届け出ていれば、誰かがあなたの免許証や保険証などを悪用しようとしたり、クレジットカードを使おうとした時にすぐにわかります。
3. オンラインで定期購入・購読・視聴しているサービスを確認する
「Netflix」のように、視聴料金や購読料金が自動的に引き落とされるサービスは、財布をなくしてしまったらすべてに新しい情報を更新しなければなりません。
万が一、料金の請求サイクルの最後にカードを紛失してしまったら、数日間はサービスが使えないかもしれません。
カードをなくす前であれば、料金を自動引き落としにしているサービスやサイトの一覧を作りましょう。
新しいカードや会員番号が届いたら、サービスを中断されないように忘れずに新しい情報に更新します。オンラインで購入したものでまだ決済が済んでいないものがあれば、それについても考慮しましょう。
予約購入したようなもので、発送されるまでは決済されないようなものがあれば、なるべく早くカードの番号を更新しなければなりません。
4. 身分証明書を再発行する
お財布をなくした時に、中に身分証明書も入っていると本当にガッカリ。
誰でも、1日がかりで運転免許証の再発行なんてしたくありません。再発行には、申請用の写真、印鑑、身分証明書(もちろん免許証以外の)などが必要で、お金もかかります。
運転免許証の再交付手続きは本人が行わなければならず、家族などの代理人による手続きは認められていませんのでご注意ください。詳しくはこちらのページを参照してください。
5. お財布の中身をリスト化して関係各所に電話する
お財布の中にどんなカード類が入っていたかにもよりますが、あとは思いつくところに電話をかけてカードの使用停止や再発行の手続きをひたすらやることになります。
その手続きの前に、まずはお財布の中に入っていたものを、カード類だけでなくすべてリスト化しましょう。
保険証や会員カード、ポイントカード、ショップカードなどすべてです。
それぞれの会社や発行元の電話番号を調べて、お財布をなくしたことを伝え、必要であれば使用停止や再発行をします。
図書館のカードも、延滞の催促が来ないように忘れずにチェックしましょう。
こんな煩雑な作業や手続きはしたくないと思います。しかし、クレジットカードを不正利用されて破産したり身分証明書を詐欺に使われないためにも、上の5つは必要で大事な手続きです。
万が一お財布がなくなった時は、焦らず落ち着いて、すみやかに取りかかってください。
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Image: Shutterstock.com
Thorin Klosowski(原文)